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【第53回】 《2005年5月号》 平成8年、テレビ東京で『丹波哲郎の不思議世界』が放送されました。 この番組は、ゲストの不思議な体験を聞き、丹波哲郎が解説していく内容でした。 番組の内容を日本文芸社から出版しました。 『本当にあった霊体験・臨死体験17人の証言』というタイトルです。 その17人の体験談を、本書より抜粋し御紹介していきます。 以前も一部御紹介した内容もありますが、再度詳細に掲載していきます。 対談形式ではありませんが、お許し下さい。 西川峰子さん 秋山眞人さん の不思議体験 貧富の差はどうなのか? 丹波 まず、貧富の差についてご説明しよう。 霊界には、貧富の差はある。 俗に「馬鹿は死ななきゃ治らない」というが、「馬鹿は死んでも馬鹿」なのが霊界である。なぜなら、死んだときの状態のまま霊界にに行くからだ。 人間界で人に尽くすことを忘れ、他人に迷惑をかけ続けて貧困の果てに死んだなどという場合は大変である。霊界でも似た者同士が集まってグループになって暮らすようになるから、人間界を離れたからといって、決して貧しさから抜け出すことはできない。 本来、人間界での修行を通じて魂を磨かなければならなかったのに、それを怠ったのである。魂が貧しいまま霊界にきたのだから、そこでの境遇が幸せなものにならないのは当然だろう。 では、人間界で金持ちだった者はどうなのか。霊界でも人間界と同じような暮らしができるかというと、必ずしもそうではない。 概して、人間界で地位・名誉・権力・金などを持っていた者ほど、霊界での境遇は厳しくなる傾向がある。 人間界で地位や名誉や権力や金を蓄えた者の中には、それを自分の欲望を満たすことだけに使ってきたケースが少なくない。さらに言えば、蓄えるための手段そのものに大きな問題があったという者もいる。 もしそうであれば〃霊界銀行〃の通帳の残高は、はなはだ心もとない。おそらく、ゼロどころかマイナスにすらなっているはずである。だから、霊界でも贅沢三昧やりたい放題というわけにはいかない。その境遇は、魂が貧しいまま迎えがきた者たちと似たり寄ったりということになるのである。 一方、地位、名誉、権力、金を、自分のためではなく人の為に使ってきたという者であれば、話はまったく別になる。知らず知らずのうちに、通帳の残高は間違いなく大幅なプラスを計上しているはずだ。したがって、霊界での境遇も素晴らしいものになるのである。 霊界には宗教はあるのか? このほか、霊界事情で、いくつか気がついたことを紹介しておこう。 講演などの際、よく「霊界には宗教があるのか」と尋ねられる。厳密に言うと、特定の宗教はない。だが、皆無というわけでもない。どんな宗教にも1つや2つはよいところがある。それを集めてダイヤモンドのカットのように輝くもの。それが霊界の宗教といえば言える存在である。 貧ペットと一緒に暮らせるのか? 動物に関する質問もよく受ける。「可愛がっていたペットとは一緒に暮らせるのだろうか」という疑問である。 人間界で真に愛し合った夫婦や男女は、波長がピッタリなのだから、霊界でも出会い、また一緒に暮らすことができる。 動物は、まったく別次元の存在になるが、愛情を持って育てたペットであれば、一緒に暮らすことができるし、またそうした例はたくさんある。 霊界は、愛に溢れた楽園である。紹介したように、人間界と同じものがそっくりそろっているのだから、不自由は全くない。それどころか、人間界で他人に尽くした人であるなら、霊界は楽園そのものである。そして、こうした霊界の事情を知れば、死は全く恐れるものではないと思うのは、決して私だけではあるまい。 霊媒体質は遺伝しやすい 〜西川峰子さんの体験〜 何の連絡もない兄の帰省を予知した母 西川 「母の霊体験は、40歳を越えてからのことです。きっかけになったのは、事故。母はひどい交通事故にあったのです。車の下敷きになってしまい、手の筋が切れてそこの肉が根こそぎ奪われるというとても正視できない状態になりました。 病院に運ばれたときはもう重体で、お医者さまから『助からない』と言われたそうです。だから『身内を全部集めなさい』と。病院に身内が集まって二、三日たったときのことです。瀕死の母は、不思議なものを見たと言います。 母が寝ていたベッドの足元のほうにある壁から、背丈が5、60センチくらいの毛むくじゃらな人がスーッと出てきたのだそうです。そして母の手を握り『心配しなくてもいい。30日経てばおまえは退院できる』と言って、手に二、三回、息を吹きかけてくれたと言います。 それが終わるとその人は、出てきたのと同じ壁の中にスーッと消えて行った。〃いったいこれはどういうことなのだろう〃と母は思ったそうです。 お医者さまから『身内を全部集めなさい』とまで言われた母ですが、病状は回復し、退院の日も決まりました。実際に退院したときに日数を数えてみたら、それがちょうど入院から30日たったところだったのです」 丹波 医者から「助からない」と宣言されたお母さんだから、意識はモウロウとしていたはずである。そんなとき、壁から人が現れて「30日で退院できる」と告げ、実際にそのとおりになった。これは「霊夢(れいむ)」による予知と考えてよいだろう。 西川峰子さんのお母さんの予知能力については、もう一つ話を聞いた。 西川 「うちの長男は自衛隊に入っています。その兄が実家の福岡から遠く離れた北海道の部隊に勤務していたころのこと。母は手紙もきていないのに『明日の12時きっかりにお兄ちゃんが帰ってくるよ』と、私たちに言ったのです。 まさか、何の連絡もなく北海道から明日帰ってくるなんて、とても信じられません。 ところが翌日、ちょうど12時に、玄関が開いて『ただいま』と兄が入ってきたのです。これにはみんなビックリしてしまいました。母の場合、兄の帰省に限らず、何日か先のこと、それもその日一日に起こる出来事をよく話していました。実際、よく当たりましたね」 正夢の正体は霊夢による予知 丹波 霊界には過去も未来もない。すべてが現在である。未来が現在のこととして霊界では起こっている。だから西川峰子さんのお母さんのような霊媒体質の人が、数日後はもちろん、1ヶ月程度の未来を予知できるのは当然のことなのだ。 予知に関わる「霊夢」は、俗に「正夢」と呼ばれている。夢に見たことが現実になると驚く人がいるが、「この世の未来は霊界の現在」ということさえ知っていれば、ごく当たり前のことなのである。 コーヒーを飲んでいるとき、前世の記憶が蘇った 〜秋山眞人さんの体験〜 丹波 秋山眞人さんのように超能力者といわれている人たちは、たとえば名刺を見ただけで、その人の人生すべて言い当てることができる。さらに、前世について語ることさえできるのである。 そうした秋山さんでも、意外に自分の前世のことは分からなかったらしい。 ところが、あるきっかけで自分の前世が見えてきたというのである。つまり、潜在意識として封印されていた前世の記憶が、ありありとよみがえったのだ。 秋山 「信楽焼きのカップでコーヒーを入れてくれる喫茶店がありまして、たまたまそこでコーヒーを飲んでいたんです。すると突然、映像がパーッと広がって、現実の光景よりはるかに強いんですね。 そしたら何と、自分が畑を耕しているんです。ひたすらに耕している。最後にあぜ道に腰掛けて、畑の土を握って楽しそうに見ている光景が見えてきたとき、それはあきらかに自分の前世であるという実感がわいてきたんです。着ているものにはつぎはぎがありまして、あまり裕福ではなかったようです。裕福ではなかったんですけど、楽しかったんですよ。それがわかったので救われる思いがしました。 前世は農民だったわけですけど、さらにショックを受けたのは、今の自分に戻った瞬間、そのときに畑で握った土が、自分がいま手にしているコーヒーカップの信楽焼きの土だったことがわかったんですよ。土も生まれて変わってここへきて、その土が前世の自分のことを教えてくれたわけです。 周りにあるものは、みんな自分と関わりを持って、因縁を持っていろんな機会に生まれて変わっては、また出会いがある。一握りの土が生まれ変わって信楽焼きになるように、生まれ変わるのは人間だけじゃないんですね」 丹波 一般に前世の話というのは、王だった、城主だったなどという場合が多く、眉にツバして聞いた方がいいようなものばかりだ。 ところが、秋山さんの場合は農民だったという。これは本物だ。ちなみに秋山さんの農民としての前世は明治ごろで、さらにその前が江戸中期ということであった。 では、日本人として生まれたら、また日本人に生まれ変わるのだろうか。 秋山さんの場合は日本人であったのだが、誰もがそうだとはかぎらない。霊界というのは、地球の回転に合わせていめから、日本人は日本人に生まれ変わる可能性が高いというだけで、どこにでも生まれ変わってくるのだ。 (つづく) | |
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