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【第15回】 2001年11月掲載用 《今月は、テレビでお馴染み、司会や女優として大活躍している「立川宣子さん」と、 テレビや雑誌で有名な、超能力研究家「秋山眞人さん」をお客さんにお迎えして 「透視・リモートビューイング」についてお話を伺いました。今回が最終回となります》 ●透視とは? 実験の続編 (画用紙の上半分に、黒のマジックインキで螺旋状の模様を書きながら、 頭に浮かんだ事、絵、文字に限らず、浮かんだ順に5〜6個空いている 下半分に書き出す作業) 立河 私は、すごく先入観が有るんですよ…。 秋山 なるほど、結構ですよ、本当に。でも、もう多分(念が)出て来ているかも知れません。では、見せて下さい。 丹波 私は、トンボ、ゲジゲジ、とんぼの幼虫かね?、それと蝉だね。 立河 私は、自宅に戻ってしまったんですよねー。一番最初の電話は携帯電話です。手紙を書くと言うこと、自宅のことでやらなきゃいけないことです。 ![]() 2回目の絵 左:立河宣子さん 右:丹波哲郎 ![]() 1回目の絵 左:立河宣子さん 右:丹波哲郎 ![]() その2枚の中で何となく気になるものを採用していただいて、次の紙にコラージュ(新聞、壁紙など異質な物質の断片を画面に貼り込んだキュビズム〔立体派芸術、ピカソが有名〕の技法、彫刻にも応用された)と言いますけれども、今回の透視ターゲット(目標)は一枚の絵なんです。 今出たピースの中で、断片的絵の中で何処にどんな物が有るか、それが多分透視した映像に非常に近い物がある。 今の段階でかなり良いところに来ているんですけれど、現物の映像はあまりよく見えないですね。先ほども言ったバラバラになった船の様になっていますから…、ところがその一つ一つのバラバラの形を皆さん有る意味で正確に見ているんです。 皆さん本当に、何をやっているんだろうと作業の意味をよく分からないかも知れませんが、CIAではこういう実験を、例えば50人なら50人にやらせて、共通で出て来た形とか色、人物情報を総合して、例えば相手の国の軍事施設の中を透視するとか、と言うのをやるわけです。湾岸戦争(1990年)の時、フセイン側の細菌兵器の兵器庫の中を、この実験で正確に透視したと言う事実があります。 では、皆さんそろそろ出して見せて下さい。まず最初に…窓の外には誰か…。 丹波先生は、ピラミッド? ![]() 丹波 ピラミッド。 秋山 比較的鋭角(直角より鋭い角度)な。 丹波 鋭角…、そうだね。 立河 私は、スーパーの入り口があって、その中に女性が何人か居て…、女性が手にしている物がグレープフルーツ。 ![]() 秋山 女性の服が…。 立河 青か、グレーの…。 秋山 色が視える。 立河 はい。 秋山 それでは、答えを出して下さい。 今回透視した課題となった1枚の絵を持ってくる 立河 えーっ! (悲鳴に近い驚きの声が響きました) 丹波 ほー。(傘の形が一致) 秋山 現物を見ると驚かれます。 立河 恐いなー。 (色と女性〔絵の人物は男性と思われますが、一見すると女性と感じられる絵です〕という感じが一致) 秋山 要するにこの原図形が意識の中に見えているわけですね。ところが色とか形がバラバラになって、三角形ですと(意識・想像が)ピラミッドに行ってしまいますし…。 丹波 これは、傘だね。 秋山 はい、女性の柔らかいフォルムだと花瓶に行きます。先ほどの丹波先生の描かれた蝉の羽のイメージは、着物の袖がふっくらしていて、近い物があります。 驚くべきは立河さんの、青い色とグレー、女性ですね。 立河 ピッタリ。 秋山 こういう連想ゲームの中に、実は透視情報が紛れ込んで来るんです。司会者さんの女性の物腰を印象する花瓶、帽子の男性と先ほど言いましたが、形が正確に出ています。人間の直感力というのは、そうバカにしたものじゃないと言う気がいたしますね。 皆さんも同じように実験をして、自分に能力が有るなと思えば、自信を持ってどんどん能力が強くなるんです。 丹波 私は今迄やった事がないんです。 秋山 最初に描かれた三角は、この絵の傘とほぼ同じ大きさだと思いますよ。(絵に近づけて比較) ほら、ですから潜在意識は送られていて、角度も大きさも同じです。鋭角の三角形を最初からこだわっていらっしゃいましたから、非常に驚くべきデータだと思いますよ。 丹波 皆さんは知らないでしょうし、私も対象がこの絵とは知らなかったんだが、実は、この絵は僕の父親の絵なんだ。雅号は緑川(りょくせん)。 立河 だから最初の時に、特徴が思い浮かんだのかも知れませんね。 (納得されたようでした) 小さい頃から有る透視等の能力は、維持又は無くなることもあるのか? 立河 テレビ番組等の超能力実験は、嘘っぽく見えたりしますよね。 でも、本当に残念ですね。この実験は、こんなにショッキングなことなのに…。 秋山 ある意味、科学者が集中的に色々なことを発見するとか、女優さんが短い時間の間に、魅力を沢山の大衆にアピールするとか、そう言うことも超能力の一つじゃないかと思うんですよ。 ●心の透視とは? 果たして可能か 秋山 可能だと言われています。ひょっとしたら人類は近い将来、そう言うふうに段々進化していく可能性があり、例えば一卵性双生児、双子の場合ですね、非常にテレパシーが使い易いことが判っているんですね。 でも例えばですよ、クローン(栄養繁殖によって増殖した、同一の遺伝子を持つ細胞、又は生物)人間というのが増えていったらですよ、クローン人間同士というのは、生まれた時から非常にテレパシーというのが効くかも知れないですね。 そういう人達が沢山になると、世界観が、コミュニケーションが変わってしまうかも知れないですね。それは危ない面も出てくると思いますね。 例えば私達はテレパシーが使えませんから、コップがあったら「コップ」と言う言葉を言わなければ伝わらない。ところがテレパシーが使えれば、頭にコップを思い浮かべた途端に伝わっちゃう訳ですから、言葉が無くなっちゃうんですね。名詞、物を呼ぶ名前はほとんど無くなっちゃうんです。 丹波 それは霊界事情とそっくり同じだ。霊界は言葉は要らない。日本語も英語もフランス語も要らない。顔を見ただけで何を思っているのか全て判る。 ![]() 立河 先ほどの実験もテレパシーなんですか? 秋山 そういうこともあります。例えば、以前マークシートを使った模擬実験(解答を幾つかの中から選択し、採点をコンピューターで行うテスト方式)を、前の年の東大の入試問題を使って、10歳以下の透視能力のある子供達にやらせたことがあるんです。十人ぐらいの子供を集めたんですけれども、普通に透視をやらせた時と、東大生を後ろに座らせた時では、東大生が居るときの方がデータ(正解率)は良いんです。 超能力でテレパシーと言うのは楽な方なんです。人の頭の中を最初は読もうとする。読めないと判ると、物の後ろをレーダーのように探ろうとする。どうもそういうような事が起こるようなんですね。 丹波 旧ソ連での子供を使った実験では、目隠しをした子供が指先で文字を読みます。これは正に透視だ。 秋山 はい。 丹波 能力のある者では、訓練により2週間で出来るようになるようだ。 立河 今、透視は何に利用されているのですか? 秋山 宇宙探査ですね。 立河 宇宙人って本当にいるんですか? もし、いるとすればどういう文明を持っていて、どういう精神を持っているか。 秋山 それを透視能力と併用して宇宙人と交信しようと言うプロジェクトが、何人かの能力者の集団によってテスト中なんです。 丹波 アメリカやソ連などの海外では、莫大な経費を投じているが、我が日本では微々たるものだよね。億単位に比べて、防衛庁ではある年の計上が2百万の予算と聞いています。 ただ、アメリカのフィラデルフィア駆逐艦消失実験(1943年)では、乗組員の犠牲者まで出ていますね。緑色の煙に包まれた軍艦を目の前から消失させ、その軍艦が再度現れました。 なんとその後の乗組員が、人体発火や身体の金属化、一部半透明化、壁に吸い込まれて消えてしまうと言う大変な出来事がありました。 例えばこの空間にある水分を、突然他の場所に移動させると、そこは静電気が溜まるわけです。すると突然そこから火の玉みたいなプラズマが発生したり、あるいは、もっと強い静電気が発生したらビンが空中に浮き上がったり、念力みたいな事が起こるわけです。 丹波 そう、プラズマが発生すると言うことは極簡単なことだ。 人間は燐(窒素族の元素)。要するにエネルギーなんだ。エネルギーにはプラスマイナスがありショートすると燃えるんだ。ところが今は死体を焼くだろ、その時の温度がとても高くて燐まで焼いてしまうんだ。だから人魂というのはこの頃出ないんだ。私の子供の頃はふわぁーと飛んでいるのが見られたんだ。 では、何が残るかというとエネルギーだけが残るんだ。我々はエネルギーなんだ。人間の本当の中味というのはエネルギー。肉体というのは置物と同じだ。 残るのはエネルギー、エネルギーは魂、エネルギーは生命、宇宙というのはエネルギーの弥漫したもの。 だから神様とは、エネルギーと言う事が出来ます。 秋山 そう言う世界の力というのは、意外と我々の身近に常に有るんですが、すごく難しくて特殊な人にしか関われないとイメージを持っていたりします。でも実際にはそうじゃないんです。本当にすぐ近くに霊的世界の力が有るかも知れないわけで、ただ見えないだけなんです。 丹波 そうなんだ。だから神様はエネルギーで、エネルギーの一部が我々の中に入っている訳なんだ。だから我々は神の子と言うし、神の一部と言っても差し支えない。 エネルギーには愛は無い。憎しみも無い。エネルギーというのは有りとあらゆるものを創る。花も創る、虫も創る、何でも創る。全部之はエネルギーで出来ている。 秋山 太陽には愛も憎しみも無いわけです。ただ無限に(エネルギーを)供給するだけですから。 ●何故霊界は存在するのか? 丹波 霊界はエネルギーだから。存在しないと思ったって、我々がエネルギーだから、我々の体が無(亡)くなったら仲間の中に帰るわけだ。仲間というのは霊界のエネルギーだ。エネルギーには色々な種類が有って、類魂と言う一つのグループを作ります。 秋山 意味の無いものは存在しないと言われますが、何故存在するかと言うことになると、霊的な意味というのは非常に多角的な問題で、一つに限定されないと思うんです。それくらい霊界というのは自由な存在と思います。 最近の風潮として証明して見ろとよく言われるんですが、でも我々は一々物事を証明して、意味を知って生きているわけではないんです。霊というのは衝動でしょ、生きるというのも衝動です。霊界だって宇宙の衝動だと思いますよ。 丹波 その通り、霊界はエネルギー。神様の定義がエネルギーならば、我々は神様の基に合体するだけなんだ。神様が無かったら世の中真っ暗じゃないですか。 人間界は太陽があって我々は生きていられる。大霊界というのは、大宇宙を含めて大エネルギーが無かったら宇宙その物が存在しない。存在するというのは必要だから。つまり、必要なものだから存在するというのが、一番良い答えじゃないですか。 「(霊界は)必要だから存在する」それを早く証明しろと言うなら、質問者が早く逝けば良いんだ。 (一 同 笑 い) 秋山 科学者はルールの中で測定したり証明しようとしました。しかし心でしか測れないものが有るんです。これだけ世の中の価値観が崩れてくると言うことは、心でしか測れないものが尊重されてきていると言うことでしょう。 丹波 秋山さん良い事言いますね。今日の透視はビックリでした。本日はありがとうございました。 一同 ありがとうございました。 《来月は、毛利高明さんと安藤和津さんです》 |
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