【第35回】 2003年7月掲載用   
ゲスト 毛利高明さん


   ユリ・ゲラーたちが登場し「スプーン曲」が大流行したかつての超能力ブーム。
   その時に大変な話題となった「超能力少年」毛利高明さんをお迎えしました。
   霊治療を普段から行っている毛利さんは、その治療について
   「私は、医学的治療をするのではなく、目に見えないエネルギーを使って、
   幽体を改善するだけです」といっています。
   幽体の改善と、肉体の改善の関係はいかなるものなのでしょう。


           超能力少年

丹波 不思議な少年なんだってね、今16歳だって? へーしっかりとしているね。
まるで、物を悟った大人のようだね。いったい毛利君は、どんな力が有るの?
                     
(この対談は平成8年に行われたものです)


毛利
 たくさんの方々が、いろいろ役目を背負って存在するわけです。その役目の中で、私は人々の悩みの原因から解明していくわけです。私のところへいらっしゃる方は、病気に関してが多いですね。そして、明るく、楽しくなっていただくことが、私の役目と思ってやっております。

丹波
 なるほど、そう言った役目を自覚したきっかけはあったのかい?

毛利
 実は祖母が般若心教を唱えてまして、家族でやろうと言うことで、拝んでいたんです。3歳の頃からですが、小学校6年の時、1人で仏壇の前にいたとき、この世のものとは思えない光に包まれたんですが、その光がしゃべるんですよ。
 『ある言葉を授けるから、人々を救いなさい』と。
 驚きより、素直にその言葉を受け止めることができたんです。それで、当時頭痛持ちだった母に理由を言って、試そうとしたんですが、試させてくれるまで3日かかりました。

丹波
 随分かかったね。

毛利
 ともかく仏壇の前につれていきまして、般若心経を唱えましたが
 『拝むのはそれ位でいい』 『エイッ、エイッ、エイッと気合いを三回入れなさい』
と聞こえるんですよ。
 言う通りにしたら 『もう、治っているよ』 と聞こえたんです。
 そのとき母が 「あっ、痛みがない」 そう言ったんです。

丹波 なるほど。それは、素晴らしい体験ですね。
 まず、霊界からの声、これは確実に聞こえるんだ。鮮明に聞こえたろう。

毛利
 素直に受け止めることができ、不安もありませんでした。

丹波 これはね、普通の人に話しても解ってもらえないんだ。

毛利
 親でも三日かかりました。

丹波
 一般の人があなたを知るきっかけになったのは?

毛利
 ロコミですね。それと父の会社で足の悪い人がいたんですが、なにも聞かされず「この人どう思う」と名刺を渡されたんです。先ずその人の顔が浮び、足にしがみついている人が見えたんです。
 そして「自分はこの人の友人で、一ヶ月前にこの世を去ったものだ。この人とは、どうしても離れられないので、一緒に連れて逝く」こう言うんです。
 当時浄霊と言う言葉を知らなかったもので、とにかく御祓いをしようと言うことになったんです。『名刺に映っている手を数珠で引っ張りなさい』と言う声が聞こえたんですが、その通りにしたら、自分に憑いちゃったんです。
 でも又指示があり、その通りにしたら無事成仏されました。
 一週間後に父がその名刺の人に会うと、痛みが消えたと言うんですが、一ヶ月前に、友人のお通夜に行ってから、足が痛くなったことが解ったんです。
 そういったことから人に広がったんです。

丹波
 名刺でも、女の人なら指輸でも、物でその人のことが解りますね。霊力なんです。

毛利
 人間毛利高明から、霊能者に切り替わるんです。

丹波
 能力のない人、つまり普通の人が、霊界からの声を聞く方法がないわけじゃないんだ。それには霊界から見せたい、聞かせたいと思うときなんだね。一般の人の2〜3パーセント位かな、これは霊能者じゃなく、霊媒体質の人。僕も霊能者じゃないんだが、向こうの者が僕を霊界の研究者として確立するために、霊と対面させたことが有るんだ。つまり、活字に拠る研究だけではグラつくんだ。だから実際に対面しておくことが大切で、研究がグラつかないんだ。毛利君の場合は、選ばれたんだ。そして、ある時自覚させようと光を見せたんだ。簡単に言うと操られていると言っていいよね。

毛利
 確かに、言わされているという感覚はありますね。

丹波 僕も、講演会の時など向こう様にお伺いを立てるんだ、そうするとうまくいくんだね。



           霊治療は幽体治療

丹波 毛利君の場合、癌まで治してしまうそうだが、方法は?

毛利
 原因に拠りますね。足の悪い人の原因が霊によるものなら、取り除けば治りますね。しかし癌の場合、霊障に拠るものでそれを取り除いても、癌は肉体にあるものだから消えません。その場合生命体の改善を行うわけですね。私の能力からみて、2つの生命体が存在するんです。第一生命体と第二生命体です。

丹波
 幽体と肉体のことだね。

毛利
 そうです。第一生命体、つまり幽体が体から離れても、人は死なない。たとえば幽体離脱では、人は死なないですね。唯、幽体と肉体を結んでいる生命の糸が切れれば人は死んでしまいます。

丹波
 その通り。そして肉体は当然だが、幽体にまで内臓が有るんだ。幽体とはあまりに精妙なのでいかなる科学的器具を使っても探知できない。

毛利
 それを治すんです。
                                          (つづく)

           
                ※来月はこの続きからです。