江原 敬之さん
( スピリチュアルカウンセラー )
秋山眞人さん
( 超能力研究家 )
   
 

 【第23回】 2002年7月掲載用

  今月も最強メンバーの登場です。
  我国の心霊研究の若きリーダーと言える江原啓之さんと、秋山眞人さんです。


           21世紀を迎えて 癸

丹波 霊界研究をすればするほど、生命は永遠だと言う事が実感されて来るから、これ以上の平和への道はない。そしてこれから向こうへ旅立とうとする者から、恐怖心を取り去ってやることが出来る。
 人間界での終末と言われている姿の消滅は、実際は中身はそのままなんだけれども、その際、堂々たる終わりが出来ると言う事になります。
 各自が各自を尊敬し合うようになって、尊敬している者同士の中で犯罪は行われませんよ。立派な終焉を迎えた者に対しては悪口は言えませんよ。そう言う様な世の中が誕生するには、霊界研究しか道は有りません。


  ※ここで、街頭インタビューの映像を紹介しました。
 街頭インタビューでも、「21世紀戦争は無くなるか」と言うものがありましたが。


丹波 戦争が無くなると言うのは今迄の歴史の中ではないんです。最も激しい戦争と言うのは宗教戦争。戦争と言うものはいろんな名目の元に堂々と行われてきました。でも、それに人類は終止符を打っても良い時期じゃないかな。21世紀に期待するのは「戦争のない時代」と言う理想、これは各自が満足すると言うこと、各国が満足しなければ戦争というものは、どうしても起こりがちなんだ。
 では、満足するにはどうしたら良いかと言うと、愛、分かち合い、平等な分かち合い、環境に沿った分かち合い、ケアのしあい。
 それには矢張り心のゆとりがあって出来る事。金持ちがもっと金持ちになろうとすれば、それは争い事になります。貧乏人が何故貧乏なんだと言う事で、不平不満による争い、略奪も起こります。
 要は、生命と言うものは何う言うものなのか、永遠なものなのか、短期間、一定期間のものなのか打ち出し方によって決まるのではないかな。  

江原 今迄かなり物質的な価値観等に於いては十分に理解したのではないかと思うんです。ですから、映画の世界でも精神的なものが求められていると言う事で、精神的価値観の方にこそ重点を置かなくては可けない、と言う事が理解されているのだと思います。
 では、具体的にそれをどうしていくかと言う事になりますが、矢張り丹波先生の霊界の研究と思います。
 秋山先生の仰った様に、救世主は降りてくる、しかし、救世主と言う人物が降りて来るのではない。そう言う霊的な目覚めこそ救世主だと思うんです。そこを丹波先生はうまく表現されて居るんですよ。

丹波 暖炉、焚き火に近付くにつれて熱を感じて来る様に、自然にそれ(霊的なもの)が感じられて来る。動機とか言うものはないんだ、そのものが、潜在しているものが目覚めて来るのです。今がその時期と言う事です。

秋山 街頭インタビューで、霊界についていろいろ質問をしてくる若者が、質問をしながら楽しそうだったのでホッとしています。更にプラスαを21世紀に求めるなら、自由を本当の意味で求めた方が、もっと楽しくなれるのじゃないかと言う事なんです。
 自由は良いですねと言うと「イヤ、人間なんて自由になると何するか判りませんよ」と言う人がいるんです。ところがその人は、自由と言う事の意味を間違っているんです。
 自由というのは、自分を由(いわれ・理由・手段)とする事なんですよ。自分を認められる。自分を受容出来る、その瞬間が自由と言う事になるわけです。けっしてわがままをやることが自由ではないわけです。
 インタビューの中で21世紀は痩せれば良いなぁと言う若者が居ましたが、例えば何故痩せないといけないのかなぁと質問すると、若者は「えっ…、待てよ…」と、いろいろ考えるわけです。美しくなりたいから痩せると言うシナリオがあると思うんだけれども、本当の美しさとは何かというと、矢っ張り精神的美しさというものが最も美しいわけです。そこへたどり着けばあの人はもっと自由になれると思ったのですが…。 時給が良くなればと言う人も居ましたが、これも「時給が良くなって、それで本当に幸せになれるの」と質問すると、それをきっかけに幸せの意味をもっと深く考えた時に、霊的なところへ考えが行かれるのではないかなと思うわけです。
 物事を何故だろうと考えて行き、結果的に魂の永遠だとか、豊かな精神世界に向かってくれれば良いなぁと思うわけです。
 只、精神世界も本当の道に気付かないと、オカルト集団からこうすれば自由になれると言われて、自ら不自由に縛られることになりますから、正しい知識と勉強が必要だと思います。  

江原 精神世界、霊的な研究と言うものがありますが、じゃあ勉強した方が皆、霊が見えるようになる事なのかと思うとしたら、それは違うことで、魂の目覚めと言う事と、霊的な存在を見ることは全く違うことで、霊界映画は素晴らしいのですが(現実の)霊的な目覚めとなる事は、そう何時もあることではないんです。
 主として、自らの魂が見開く瞬間の出来事と言うのが有るんです。そのチャンスを大切にして下さい。そのチャンスは誰にでも訪れるはずだから、それを一生大事に抱えていて貰いたいなと思います。  

丹波 霊的な事を目覚めれば今迄と人に対する親切が違う。思いやりが違うと言う事になります。 (霊界映画で)こういうものが発明されるのはどうでしょう、メガネなんですが、かければ亡くなられた方が見えるんです。そうすると「あっ、あの人が歩いている、死んじゃいないんだ。あっ、あの人はあんなにニコニコしている」と言う事になれば、霊というものをマンガチックに見ることが出来るんだが。  

江原 世界が変わりますね。  

丹波 一つのドラマじゃないか、面白いじゃないか。  

江原 チョッとしか見えないところに良い場合があったりして「あれは何だったんだろう」と言う事から、秋山先生の仰る様に考えていくと言う事が出来るのです。

丹波 あなたがたはそんなメガネをかけなくても見えてしまう。我々はかけないと見えないんだ。だから大きなハンデが有るんだ。それにもかかわらず俺は研究して居るんだ。   

江原 それは確信があるからですよ。  

丹波 確信、それは本当にワンタイム(一度・以前)だから、皆さんは常時見えてしまうんだ。その違いなんだ。

江原 でも常時視えるのは人の事なんです。自分の事ではないんです。これは大きな違いなんですが…。   

丹波 それはそうでしょうけれど、見えてしまう者と、たまたま見えてしまった者では雲泥の差だね。
 例えば、東京駅で何時に新幹線が大阪に向けて発進するか知っている者と、いつ何処へ発進するか判らずに、プラットホームにぼんやり立っている位の差が有ります。


 精神世界の研究が深まると同時に、科学技術の進歩もありますが…


丹波 それは良いことでしょう。即ち視野が拡がります。宇宙に自分が飛び出して行く、そうすると宇宙船の船外作業をしている乗務員達の感じることはほとんど同じで、神を悟ってしまうんだ。神を感じてしまうんです。そうすると帰ってきてから全然変わった人間になっています。神を肌で感じた者と、そんなものあるはず無いと思っている者では全然違う。
 ほとんどの者、かなりの比率で宇宙飛行士をやめて、神に関係する仕事に携わっているようです。収入は宇宙飛行士より下がると思われますが、そちらを選ぶようです。
 今の科学と霊界研究の根本的に違うところは、科学と云うのは進歩したなら、即ち階段ならば十段目まで行ったとしたら、降りないんだ。霊界研究と云うのは二十段行っても、十五段まで降りる場合がある。真っ直ぐに一歩一歩順調な進歩の仕方はしていないんだ。
 科学の場合はチョッと有利なんだ、進んだら次はそこから先に進めるんだ。霊界研究はあとを継げない場合が有るんだ。しかし、研究する広範囲なサークルが出来上がっていることだけは間違いないから、霊界全体が応援すると云った宇宙的規模になってきています。その点は心強いんだ。  

江原 私自身、とても霊界の応援を感じるわけですよ、一番大きいのはこういった対談の機会です。今迄面識無かった方とお会いできて、丹波先生の本とも巡り会い、勉強させていただきました。
 しかし、それだけじゃないのです。
 能力者と云うのは、能力者同士ではあまり仲良くないんです。でも、この対談を通して多少の思想は違っても、沢山のつながりを持てて、これは霊界の意志と言うふうにとっています。



 
宇宙のエイリアン(宇宙生命体)、宇宙人等と霊界現象が同一視されて同じ超常現象とされたりしますが…  


秋山 超常現象とされている点では、似た性質があるから一緒にされがちなんですけれど、霊的な意味でもその中で宗教的な天使と言う存在と、エイリアンでも象徴的、シンボル的には似ているのでごっちゃになり易いんですけれども、本質的には別なもだと思います。
 でも、どちらも判らない面を持っていますから、宇宙人が霊界を信じていて、宇宙人の霊界論とか出て来ます。宇宙人を研究している人の中には、宇宙人というのは全部霊的な存在だと言う人も居ます。探究していくと接点と云うものがもっと出て来るかもしれませんね。   

丹波 宇宙そのものが霊界。霊界即宇宙です。人間界も霊界の一部です。   

秋山 そうですね、宇宙人だって命を持っている以上霊的な存在ですね。
 超常現象では、さきほどの江原先生の仰られる様に、芸術家の集まりの様な世界なんです。能力者と云うのはそれぞれに人一倍敏感で警戒心が旺盛なんです。人を見ると悪いところから先に見えてしまう様な面も持っているのです。そうすると仲々お互い相容れない事になります。
 もし、能力者同士が本当に仲良く出来る時代が来るとしたら、社会そのものが非常にゆとりが有る時代だと思います。そう言う時代が来て欲しいと、願望として思います。
 霊界からいろんな意味で時間、空間を越えて今のこの時代を応援しているとすれば、非常に希望のある時代と同時に、受け取り方によっては危険な時代であるかもしれません。
 例えば宇宙に出ていく時代ですが、宇宙に出ていくとすると肉体を改造しなくてはならないんです。火星に宇宙ステーションを作ったとすると、そこで生まれた子供は、そのままでは重力の関係で地球に戻る事が出来ないのです。そうすると今度はクローン(※1)とか色々な技術で細胞を宇宙で適合できるように改造することをやるわけです。

(※1 同一遺伝子を持つ細胞を増殖させる事。同じ人物、動物を再生する技術等)

その問題があるので、アメリカ等では開発側の一部は、クローンを認めさせようとしているわけです。
 ところがクローンによって自分とそっくりの者がいっぱい出来るようになり、脳味噌は除外するとしても、脳以外の臓器が山の様に出来ると、魂はどこにあるのかと云うことになります。つまり霊界の意志による技術の手助けが、クローンの発達により魂と肉体の関係が判らなくなる時代が来るかもしれません。  

丹波 私は未来に期待を持って良いと思います。人間界だけの力でなく決定的なのは霊界の力、応援を受けたならば素晴らしい発展を見せねば人類は恥ずかしい。その為には霊界に関する予備知識、人の意見を素直に聞くという態度がより大切になってきます。判らなければ判りませんと答える素直な答、判らないから存在しないと云う否定的な考え方ではいつまで経っても矢張り進歩は遅い。    

江原 こうした対談が出来ると言うことは、未来は明るいと云う兆しだと思います。  

丹波 そう言っていただけると有り難いですね。一途に研究してきた甲斐が有ると言えます。   

秋山 今回の対談に出て、私はもっと広い世界があると言う事を、人類が受け入れる第一歩になると確信しています。それによってそれぞれの違いを喜べるようになると思います。  

丹波 この様な方達が居るならば、もう少し生きていようかな。(一同笑い)半日話していたが全く疲れないんだ。又、近い内にお会いしたいものです。有難うございました。

秋山江原 有難うございました。

                   
※ 秋山眞人さんと江原啓之さんの対談は、今月で終了です。