西川 峰子さん
( 歌手 )
秋山眞人さん
( 超能力研究家 )

   
 
 【第19回】 2002年3月掲載用

    《今月は、新築の家を水害で流されてしまった事件でも有名な
    「西川峰子さん(歌手)」と、このサイトでは、すっかりお馴染みになっている
     超能力研究家「秋山眞人さん」です。》

            よくある質問に答える


 丹波哲郎と秋山さんとの出会い?


秋山 最初にお会いしたのは、確か高校生位でしたね。

丹波 そうだね、少年だったね。(超能力特集番組等)

秋山
 最近では、警察署などで講演を行ったりしています。静岡県警で犯罪捜査と予知能力についてと言うテーマで講演させていただきました。  

丹波
 犯罪捜査でも、科学的に出来ないものを霊的な力でもって、ショートカット即ち、早道というか近道と言うか、そう言う事で貢献している方が大分居ます。だから警察も秋山さんに何か頼っている所が有るんじゃないかな。  

秋山 お役に立てればと思いますけれど。



 トークテーマ「前世」 

丹波 前世と言うのは非常に難しいんです。自分の前世が想像していたより良い場合は、「えーっ」と、嬉しい声。悪い場合には「そんなー」と、ガッカリ。  
 聞いた後の受け取り方ですよね、それでいながら自分の前世が何であるのか知りたいんです。

西川 何度も、1500年前とか、600年前とか別れて、何回も生まれ変わってきている訳ですからね…その時毎回違うことをやって来て居る訳で、どこをポイントに持ってくるかと言うことが…。   

丹波 私の研究した結果ですけれども、例えば十回生まれ変わってくると男女の比率はフィフティー、フィフティー(同率)なんです。 だから、前世で女性だから今回も女性とはいかない訳なんです。  

西川 そうですよね、だから気性的に男の人が女っぽい気性を持っていたりするじゃないですか、女性は男っぽい気性を持っていたりしますよ。  

丹波 大体我々は男女両性を持っているんです。

西川 自分が男になったり…内面的なものですけれども、女になったり、2つが完璧に出て来る時がありますよね、極端に…。

丹波 平均120〜130年位の間隔で出て来るという研究結果、説があります。事故とかそう言う場合には早いんです。  

秋山 5、6才位までの間に、物心付いた時にいきなり前世の記憶を語り出す子供というのは多いんです。ところが、この世的な習慣にまみれていく中で、理由の無い記憶ですから、本人としても持ち続けるのが不安な訳ですよ、ですから徐々に抑圧して消してしまうケースが多いんです。
 ただ、最近のアメリカの研究なんですけれど、体のちょっとした痣とか黒子に注目した先生が居まして、前世でもそれはきっと有ったのに違いないと…。

西川 同じ場所に?。  

秋山 ええ、それでこの先生はちょっとグロテスクな話しなんですが、死体の検分書を研究しましてね、例えばある子供のお腹に細かいポツポツと穴が固まったような痣が有って、その子が前世の記憶をたまたま持っていて、どこどこの誰で、ショットガン(散弾銃)でお腹を撃たれて死んだんだと…。  

西川 あっ、だから穴が…。  

秋山 ええ、それでその撃たれた人物を特定して、死体の検分書を見たら、傷口の形は痣と全く一致すると…すでにこういうデータは科学的にいくつか集められているのです。  

丹波 前世の記憶を持っていると生活しにくいんです。前世泥棒だったものが憶えていると、なんだ泥棒かーとガッカリしちゃう。  

西川 やり直す為、修行仕直す為に出て来ているのですものね。

丹波 一番良いのは前世の記憶をすっかりと拭って、生まれてくること。ただ、飛び込んで来る前は自分の魂の修正の為に選びますから、当然前世を踏まえています。子供の場合は確実に子供の方が親を選んで来るんです。

西川 この両親に生まれたいと…。  

丹波 その通りです。  

秋山 いろんな方の前世とかを、拝見させていただいて思ったんですけれども、生まれ変わりというのは、自分の一種の道標だと思うんですよ。生まれ変わるたびに色々ショックを経験して、それを忘れちゃう。でも人生と言うのは、スタートラインが判んなくてスタートして、ゴールが判らないまま走り続けているマラソンの様なものでね、色々な想いや苦しみにぶつかるわけです。  

西川 でも、苦しみがないと楽しみも…。

秋山 判らないですよね。だからそれが人生の意味なんだと思います。そう言う中で「あっ、こう言う理由で生まれてきたんだ。そして、こう言うところに行くんだ」と言うようなことが、徐々に判ってくる様に出来て居るんだと思うんです。



 サイキックリーディング

秋山 霊的に色々なビジョン(未来像・構想)が見えるのが(霊、又は超)能力と言われているのですが、1人の人間と言うのはいろんな情報を持っております。
 例えば死んだ身内の方の情報を持っていたりする場合は、そういうものも見えてくる場合もありますし、先祖の方の情報のチャンネルもありますし、今日のテーマである前世というチャンネルもあるわけです。
 我々の技術としては、それを何のチャンネルなのか見分けると言うのが、結構コツが要ると言えばコツが要るんです。  


※ここで、秋山氏は自分で視えた西川峰子さんのオーラを、画用紙に描きました。


西川 お会いした瞬間、お話ししている内に段々強く判るんですよね。  

秋山 そうです、判ります。  

丹波 西川さんも霊感が強いじゃないか。   

西川 強いと言うよりも、一歳半で一回死にかけて、5才まで足が立たなくて、そう言う様な、何回も死にかけた経験は有るんですよ。だけどその都度いつも救われて助けられて…、5才まで足が立たなかったというのは私の母の為でもあるし、私の為でもあり、お互いの為にたぶんそう言う状況を創ったんだと思うんですよ。
 芸能界に入っても、いろんなホテルに行けば一歩入っただけで「ンッ、チョッとこの部屋はヤバイぞ」と、思うとマネージャーに交替してもらって違う部屋に替えてもらったり、寝ると必ず金縛りとか、上から知らない誰かに覗かれたり、そんなのはしょっちゅうでした…。  

秋山 すいませんお話の途中ですが、いま視えたオーラはこんな感じです。

(丹波先生、西川峰子さんに提示)

秋山 藤色に全体的には近いんですけれども、体の
(絵に向かって)左半身と言うのは比較的父方からの要素と言いますか、霊的な力を現します。全体的にはこれ(父系)が強い傾向がありますね。三つ、これはだれか御先祖か御身内の近しい方の霊的なお顔だと思います。三つハッキリ視えます。一人は女性で、大きく…一人は男性で、真ん中は女性でないかと…。
 大きい方の女性は目がクリクリッとして、ちょっとガッチリした感じです。一番大きく見えて、お強い感じです。  

西川 母じゃないですかね、平成9年に他界したんです。男の方が父だとしたら平成元年に他界したんですが…。  

秋山 そうかもしれませんね、とにかくこの女性が一番霊的に強く現れています。  

西川 母はやっぱりそうですよ。二人三脚でしたから。  

秋山 たぶん、非常に強い霊的な資質をこの方はお持ちで、事前に霊的な世界の事も判ってらっしゃってと言う感じがしました。
 だから向こうからのメッセージの送り方が非常にハッキリしてらっしゃって、いくつかの意味(情報)が入って来るのですが、非常に気丈な方だった様です。  

西川 ハハハ、そうです。 

秋山 たぶん、非常に強い霊的な資質をこの方はお持です。周りの色はその方が何に興味を持っているかによって、オーラの色は別れて来るんですね。比較的性格的なものが出て来るのですけれども、藤色の方と言うのは物とか空間とかよりも、人間が好きなんですね。
 例えば何う言う雰囲気の方と時を過ごされるかで、疲れ方も違うし、充実感も全然変わってくると言う様に、人間の内面的なものが価値観になっている人に多い色と言われています。よくお坊さんの色とか言われるんですけれども、そう言う内面的なものに価値観を置かれる方この色は多いのです。  

丹波 オーラによって、健康状態等もハッキリと出ますよね。  

西川 健康状態はどうなんですか。  

秋山 非常に強いですよ。  

丹波 健康そのものですよ。僕はオーラで判断するのじゃないですよ、僕はオーラは判りませんから。貴方の肉体を見てです。こんな豊満な…。(一同笑い)  

西川 私、丹波さんて恐いという感じは全然無いんですよ。昔からすれ違っただけでも、あたたかいフワッとしたやさしさを感じるんです。安堵するんです。  

秋山 一人の方に前世というのは沢山あるのですけれども、(絵を示しながら)その中で霊的に一番強かった丹波さんの前世を視てみたのですが、インドの民族衣装だとしたら、相当古い薄い金の帷子みたいなものをサラサラ、サラサラ付けていらっしゃって、千年以上経っているようです。  こういう衣裳が着れた方というのは、当時そんなに沢山居られなかったと思います。  

西川 先ほど秋山さんから聞いたのですが、私は神事を言う役割をしていたらしいんですが…。  

秋山 はい、今で言うシャーマンと言う役割の方だと思います。  

西川 はー、だから色々メッセージを送らなければいけないことが私には沢山あるんですね。  

秋山 周りの方は非常に穏やかな顔をされて良いと思います。  

西川 ありがとうございます。

秋山 丹波さんのオーラはエメラルドグリーンですね、明るいグリーンです。父方の方のオーラは、ややコバルトブルーと言いますか…。 

丹波 それは何を表していますか。  

秋山 専門家的な技術と言うか、学問です。そう言った方に非常に関心を持つタイプの色なんです。母方の方はどんな方にも馴染みやすいと言うか、社交的なんです。  

丹波 父方は千年学者系なんです。母親の方は花柳界。  

西川 ピッタリですね。  

秋山 お二方お顔が視えます。男性は背広を着ています。女性の方は着物です。

丹波 男の方は英国人風ですね。これは守護霊ですか。

秋山 そうですね、それで前世も書かせていただきました。  

西川 あっ、外人さんだやっぱり。  

秋山 そうですね、服の襟が短いので、イギリス風だと思います。後もう一方前世が見えまして、これはお坊さんですね。多分、道鏡(奈良時代の僧。政治に参加し法王の位まで得たが、後に失脚)系のお坊さんだと思います。  

丹波 嫌なんですけれど、言われるんです。  

西川 じゃあ昔お坊さんを一回なさっていたんだ。

丹波 そうらしいんだな。   

西川 修行したんですよ。

丹波 お坊さんでー。   

西川 いろんな人を助けてきたんです、お坊さんで。それで、今回は役者さん。  

丹波 イヤ、お坊さんと言うのはだいぶ古いんですよね。   

秋山 ええ、他と比較して全然古いんです。輪郭がおぼろげに視える感じです。  

丹波 宮中に出入りして、何か悪さをしたんじゃないかと思うなー。   

西川 悪さですか。  

丹波 悪さと言うか、権力をひけらかしたんじゃないかな。英国の方もそうじゃないかとおもいます。
 つまりこう言う様に、我々は日本に生まれ変わるとは限らないんだ。転々と飛んでいるから世界人類兄弟なんだ。戦争なんて言うものは本当に馬鹿馬鹿しいものなんだ。

秋山 僕自身、能力者と言うのは自分の前世というのは視られない。
判らないんですよ。
 或る時偶然思いだした事があって、それが信楽焼でコーヒーを飲んでたわけなんですね、そしたらいきなり前世のビジョンが視えてきまして、明らかに自分そっくりのヤツが畑を耕しているわけです。だから僕の前世は農業をやっていたようです。それで、向こうとこっちで視えてるビジョンと意識が行ったり来たりするんです。そして土を嬉しそうにつかんでいるのを視た瞬間、ドーンと現在に意識が戻って、飲んでいたカップが、その時の土で出来ていると感じることが出来たんです。
 身の回りにあるものも一緒に生まれ変わってくることがあるんだと言うこともその時に気が付いて、前世というのは不思議なんだなァと、新鮮に思いました。その体験は30才位の時ですが、色々体験してきた中でその事が一番嬉しかったですね。  



 ○「前世」まとめ


丹波
 前世がカエルだとか、虫、動物だと言われた等という方がよくいるが、全然デタラメだ。人間は、人間にしか生まれてこない。たとえ人間に対して良い犬でも、犬は犬、猫は猫。
 呼び方が違うんだ、彼等動物は集まる魂「集魂」と書くんだ。人間は類魂と書き表す。人間は地上全ての動物の兄貴分だから、他に対してはケアー、保護、世話をしなければいけない。  

秋山 前世の事に関わっていてすごく良く判ることは、結局前世の中でもいろんな感情を使う…。非常に創造的な楽しい感情を使う時、破壊的な感情を使う時…、でも、あらゆる感情のツケと言うのは長い生まれ変わりの中で、必ず帳尻が合って行くんですよね。

西川 良いことも悪いことも、皆さん平等に出来ているんですよね。

秋山 非常に単純なことを言う様ですけれども、矢っ張り最初に原因を作った人のところに必ず良いものも悪いものも戻るんですよね。食物連鎖も結局はそんな様な気がするんです。  

丹波 因果律だ。だから、いかに我々は生きているこの短い人間界で人の為に尽くすと言うことがどの位大事なことか…。   

西川 自分のことは後なんですよ。先ず周りの人のことが先なんですね。自分のことばかり先にやる人を見ていると苛つくんです。  

丹波 その人達は友達がいない。自分さえ良かれと言う人には友達は非常に少ない。人間生活でもって何が楽しいと言ったら、友達なんだ。家族は安心感。楽しみと言うのは友達だ。
 ところで西川さん、秋山さんに描いてもらった絵を見て下さい。   

西川 ハイこれですね。  

丹波 この描いた前世、守護霊は全部あなたなんです。   

西川 えっ! 全部私?  

丹波 説明しましょう。貴方を交番だとしましょう。交番が貴方の肉体。勤務しているのが貴方の魂、貴方自身。そうすると交番は巡査、即ち警官は目的が有る訳だ、治安の維持と言う目的。貴方の仲間、貴方自身は霊界の警視庁が本当の住みかなんです。
 警視庁全体が貴方なんです。警視庁の警官全部が貴方なんです。その貴方の一部が交番で守っているだけ。
 手で言えば、貴方は小指だとしても他の指は仲間、でも全部手の平でつながっているんだ。   

西川 全部自分なんですね。  

丹波 そうなんだ。でも小指は小指の個性がある。用途も違う。仲間なんだけれども個性は失わない。そうすると皆で守ります。当然小指のためには薬指も何もかも荷担して守るに決まっています。それが類魂。 
 大きな本社が霊界に有って、貴方は人間界の支店なんだ。貴方は義務を果たして帰ると、そのまま本社は業績が上がって行くわけだ。常に仲間が居ると思って下さい。その仲間と言うのは自分自身だから、自分自身が沢山いると言うことです。  

秋山 霊的世界では、時間とか空間から限りなく離脱して行くんです。ですから、過去と未来は一つになるし、初めと終わりも無くなっていくし、沢山が一つになったり、一つが沢山になったりする訳です。そこが重要なところなんです。  

丹波 非常に良い言い方だ。 

秋山 今最先端の物理学でこう言うことを研究しているんです。量子力学と言うのは物事の構成のミクロレベル(極小の水準・世界)を見て行くと、始めと終わりが無くなっちゃったり、沢山が一つになったり、例えば光りというのは、波と粒子の性質両方が同居しているんです。
 私が描いた霊的世界というのも、まさしくそう言う世界で、御本人様と他の御先祖霊達と別々でありながら一つであると言う…これが時空を越えるという世界なんです。

西川 生きている間は、特に前世を知らなくても…。  

丹波 そうだ、興味本位で良いんだ。前世を持っていない魂は、ほとんどいないと思います。ただ、理想はもう人間界に出てこない方が良いんだ。卒業しなくちゃいけないんだ。人間界に出て来るのはどこか歪だから出て来るんです。あるいは使命をもっている者だ。しかし、ほとんど魂の軌道修正のために出て来るんですから、泥沼ですよ。
 目も不自由、足も立たないなどと言う様になったら、人生一回と言うことなら「何で私だけが…」と言う事になる。人生を怨んでしまう。

西川 そうですね。実際そうなった人達は割かしそれを乗り越えて、ありがたいと感謝する人がいますよね。それを判ったときが、その人達のある意味の修行が完成したときですよね。  

丹波 そうだね。では、まとめとして前世と言うのは、知りたければ面白半分にとらえたら良い。喜んだり悲しんだりする必要はない。アハハで良いんだ。

秋山 この世で、喜びにつながればそれが一番良いんですよ。  

西川 そうですね。

丹波 その通りです。  

※前世をテーマに約1時間トークは進みました。秋山氏の特技も登場し、明るい西川峰子さんの笑い声で収録は大変楽しい場となりました。霊の存在を肯定し、霊体験が有る人でも、その体験を通しての後の人生は人により様々の様です。《来月に続く》

                《来月のゲストも、西川峰子さんと秋山眞人さんです》