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【第30回】 2003年2月掲載用 (今回の対談はテレビ東京『丹波哲郎の不思議世界』より引用しています) 今月は、タレントの藤村俊二さんです。 所属事務所の名前もヒョウヒョウとした芸風そのままズパリ「オフィス・オヒョイ」 対談の始まりでは話が噛み合わず、周りのスタッフをハラハラさせます。 しかし藤村氏の考えが霊界否定論者の意見とは、違うことが徐々に判ってきます。 「霊界の存在を知ることにより、この世を有意義に生きることができる」 とする丹波師と「霊界のようなところはあるんだろうがわかっちゃつまらない」 こう言い切る藤村氏。 貴方はどう思われます? 私は霊界を考えない! 丹波 本日は、ようこそ。 藤村 お世話になります。 丹波 ところで貴方は、死後のことはあまり考えない人だと伺ったのですが……。 藤村 いや、僕はあまり頭で考えないと言うか、体感優先です。 丹波 いや、そのほうが正しい。インスピレーション(霊感・啓示)ですね。 藤村 ですからあんまり死後の世界とか考えないですね、あの世がわかればこの世が変わる、という先生のお話がありましたけれど、先のことが判っちゃったら、面白く無いなあと……。 丹波 逆ですね、あの世があると思えば、自ずと生活振りが変わると言うことです。もし、あの世がないとしたら、生きている間だけ楽しめばよいと思うようになりますね。自分優先になりますね。 藤村 いけないですかねえ……。 丹波 友達もできにくいでしょう。 藤村 いや、それがけっこういるんですよ。 丹波 (ニヤリとして)本当は判っているんじゃないですか、霊界のことを。 藤村 えっ!イヤ……否定はしませんが――ただ先が知れるというのは面白く無いなあと…。 丹波 それはあるかも知れませんね、ところがね、霊界は全て判るんです。あなたの守護霊様は、全て先のことを知っているんです。 何かに守られて! 藤村 実は僕の知っている霊能者の方がいるんですが、守護神というのがいて、羽織袴姿で芸能関係の方で、もう一方はドイツ系の人でバイオリンを弾いている方だと。 丹波 人種がまたがることはあります。霊界に国境は無く、集団で守っている場合もあります。 藤村 誰か守っている方がいるという気はありますね。 丹波 感じはあるんですね。 藤村 ええ、誰かに守られてなくてはダメだなア……とは感じるんですが……。 丹波 守護霊・指導霊いろいろ言い方はありますが、一口で背後霊。貴方を通じて修行しようとしているんです。 藤村 では自分の意志というものがありますが、ついて下さっている方の考えなんでしょうか。 丹波 そうですね、全体の4分の1ぐらいは貴方の自由意志ですね、残り4分の3は宿命です。 藤村 そんなに、ハァー……。 丹波 背後霊は一生懸命指導します。でも全て自分の力で生きていると考えている方は、危険に対する警鐘もキャッチできず、守護霊様は残念だなとあきらめます。 藤村 例えば良いことがあって有り難いナーと漠然と思うことはあるんですが、失敗すると何で知らせてくれないの? と、責任にすることはできないんですか。 丹波 できますよ、しかし多分に貴方の責任はあるのです。守護霊様も貴方が落第生なら、それに応じて修行をしているわけです。 胃ガンと霊治療! 藤村 数年前に胃癌になったんですが、守ってくれることはないんでしょうか。 丹波 有りますよ。でも医者にかかって治る分にはそれで良いんですよ。ただ見放された場合、登場するのが守護霊様です。そしてどの様に助けるかというと、霊治療できる方と貴方を会わせるというやり方がありますね。 藤村 初めから霊治療していただけないものでしょうか?……。 丹波 十分やりますよ。しかし医者に100%治ると言われたら……手術ですよね。 藤村 もちろん。 丹波 では5分5分と医者に言われたら……まだ医者の方ですよね。 藤村 うーん、やっぱり医者ですかね。 丹波 でしょうね。ではほとんど助からないと言われたら、後は本人次第又は奇跡的な治癒だと言うことになると、貴方は霊能者を選ぶでしょうね。 藤村 まあ、そうですねー。霊能者と言わないまでも、何かにすがりたいでしょうね。 丹波 例えば神とか。 藤村 はい、そうですね。 丹波 霊能力は、本人の力でなく霊能者を通しての向こうの力です。ですからその力を金に替えると力が減るんです。 《つづく》 |
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