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【第12回】 2001年8月掲載用 《今月は、美人タレントの「立川宣子さん」と、北野たけしさんの番組で大変話題 になった超能力者・霊能者「下ヨシ子さん」をお客様に迎えました。 予知について、じっくりとお話を伺っています。》 ●予知とは? 丹波 下さんには九州からおこし頂いて、ご苦労様でございます。 超能力者、ヒーラーとして出演された番組が話題になっていますが…いかがでしょう。 下 そうですね…私にはあんまり(霊等に対する)興味が無かったものですから、ある日突然フッと見え出して、三年位前でしたかね…それから何か「あー、有るんだなこう言うことが!」と気づいたんですね。 丹波 お会いするのは今回が初めてなんですが、拝見した(下さん出演番組の)ビデオは、研究の参考になりました。 トークテーマ「予知」 丹波 予知と言うのは極当たり前のことなんだ。 理屈から言えば向こうの世界では過去、現在、未来が全て現在だから、我々がこの世で言う未来というのは霊界には無いんだ。 未来と言う事は現在として現れてくるから、予知という言葉(概念)も無いんだ。 時間という概念は? 丹波 時間については非常に難しくてね、簡単に言えば時間は無いんだ。時間が無いから未来も現在も同じ事、と言うことになります。ただ、時間が無い世界というのは、現在我々がいくら頭で考えても判らない。 時間が無いから姿形は永遠にそのまんまの形。自分の想念、願望の通りに居られるから、二十歳で居たければいつまでも居られるんだ。ただ自然に放っておくと(亡くなった時)子供の場合は二十歳くらいまで生長するんだ。お年寄りは二十歳くらいまで一遍に成るんだ。この様に(現世で言う)時間は無いんだ。 予知という言葉は人間界のものなんだ。霊界では無いんだ。全て現在だから、現世でまだ起こっていない場合は、予知と言う言葉を使わざるを得ないんだ。 立河 自分自身に対する予知という場合、客観視できない部分がありますよね。 〔立河さんは生霊の体験談など、以前丹波先生との番組対談で霊媒体質が明らかになった〕 ただ、何かを感じると言うことはあります。虫の知らせとか…直感もですよね。 下 私はとても勘が良いと思っていたんですよ。私が17歳の時に母は36歳の若さで心臓麻痺で亡くなったんですが、私は居なかったんです。家出中だったんですよ。それで昼間なんですけれどね、祭壇がバーと見えて家族の中に母の姿だけ無いんです。でも母は36歳だからこんな事(死ぬようなこと)は無いと思いながら一日過ぎたわけですね。2日目に電報が来たんです。それで帰ったら同じ祭壇が有ったんですよ。で、「誰が死んだの」て、聞いたんですよ。そうしたら「お母さんよ」と言われ、「嘘ー」と思ったんですよね。ですから母が死んだ時刻に私は祭壇を視ているんです。それは起きているとき、昼間だったんです。 丹波 これ(霊能力)は持って生まれたものなんだ。それをさらに自分の感覚を研ぎ澄ませようとする人と、迷惑だ、イヤだと言うことで何とかそう言う感覚を消してしまいたいという人と二つに別れますね。 下 そして、本当に死んでいる人は判らないんですよね、自分が死んでいるのか。 丹波 百人のうち九十人以上死んだことがわからないと言う説がありますよね。 下 判っていませんね。 死んだ人は普通に生活しているつもりなのか 下 (死者は)何か違うと思っていてもボーとしていますね。パジャマを着ていたら、遺族にこんなパジャマを着ていますと言うと、亡くなった時と同じパジャマなんですね。 丹波 これが困るんだ。霊界に対する知識がないとこうなっちゃうんだよね。 だから永遠に幽霊のまんまと言うことに成るんだ。 下 そうですね。 丹波 だから人間界と交わりたいと思うように成るんだ。ところがいくら努力しても可哀想だがそれが出来ない。だから葬式というのはある程度必要なんだ。ある程度ですよ。 立河 お葬式で、お坊さんや列席者がお線香上げたりお経を唱えたりすること、その様な儀式は亡くなった方に通じているのでしょうか。 丹波 いや、通じているというよりも不思議に思っているでしょう。「何で私の事(葬式)をやっているんだろう」とね。お経自体はあんまり役に立っていないでしょう。お線香だって臭いと思って居るんじゃないのかなぁ。ただ、自分の写真が飾ってあって大勢の人が泣いているから、どうやら自分の葬式で、自分は死んだと自覚を持たせるためには葬式はある程度良いと思いますよ。 下 そう言う時に集まっては来やすい様なんですね。何かやっているなという感じなんでしょうね。来ますよ、来る人(霊)もいます。 立河 心霊写真等で、人が集まっている所に写っているパターンが多いですよね。 下 来たがるんです。 丹波 だから波長が合っている所に来るんだ。 下 寂しいんですね。 丹波 寂しいんでしょうか、とにかく大概家に帰ってきますよ。今病院で死ぬことが圧倒的に多いから、真っ直ぐに家に帰ってきますよ。 帰ってきて自分の(生前)年中座っている場所、椅子、部屋そう言う所にいるわけだ。それで、いろんな事を注文していますよ、お茶持って来いだとかコーヒー持って来いとかケーキを食いたいとか、でも誰も返事をしてくれないわけだ。 しょうがないから息子や娘の頭を撫でたり、突っついてみたりするんだけど全然手応えが無いんだ。 下 本当にするんですよ、感じる人は感じます。突っつかれたと言うことを、私の娘は感じます。 母はもう送ったので来ないのですけれど、36歳の若い綺麗なままのイメージなんですよ。(以前は)綺麗なままの姿で来ますし、恐くないんです。 母の霊と逢ったときは「大きくなったねー」と私に言っただけです。そして「あんたの子供は親孝行するよ」と言ってそのままなんです。 それも予知と言えるのでしょうか 丹波 予知じゃない。お母さんの方は予知なんて思っていないんだ。お母さんの方からみると、時間の無い世界から見てるから娘がこうなる、ああなると言う事はもう見えているわけなんだ。(霊媒体質は)ほとんどの人は生まれつきだから、子供時代の方が(能力は)強いんだ。だから自分だけではなく誰でもが見えると思っているんだ。 下 そうです、素直ですからね。私は目を瞑った時に真っ暗だって知らなかったんです。色とかいろんなものが見えていましたから、みんな見えているんだと…。 丹波 ではどうですか、向こうでは人間界に無い色の方が多く、人間界の色というのは霊界の色に比べると半分も無いと言われていますが……。 下 そうですね、それから動きもゆっくりなんですけれども光を…。 丹波 まき散らしながら? 下 そうですね…スピード感があるように見えてて、実はゆっくり…よく判らないんですけれども、ゆっくり動いて来るんですけれども光がパーッと散ってます。 丹波 向こうは瞬間移動ですよね。 下 そうです。 丹波 時間距離が無いから、例えばニューヨークへ行きたいと思う願望、これが強ければ強いほど一瞬に行ってしまう。便利と言えばこんな便利なものは無い。 だから霊界に無い職業と言うのはやたらと有ります。まず、各機関の運転手というのは一切無い。交通機関がないんだ。飛行機も無ければ車もない。 亡くなった前の私のマネージャーは、霊界で自転車を創り、これが喜ばれ珍しがられ交際範囲が非常に広がったと言う霊界通信が有ります。 つまり、霊界を見ることが出来る能力と予知能力というのは同じものです。その能力をさらに高めるために想念を向け、研ぎ澄ませばどんどん成長して行くでしょうね。 立河 最近、永いこと闘病生活をしていたいとこが亡くなったんですけれども、亡くなる一ヶ月ぐらい前から何か胸騒ぎがする、何か調子が悪いなぁ、何かが憑いているんじゃないかって、ずーっと思っていたんですよね。それがそのことだったのかなぁと思いました。 丹波 予知というのは自分が感じるのじゃあないんだ。向こうで教えてくれるんだ。 立河 それは亡くなる本人が伝えに来てくれるのではなくって、霊界の…。 丹波 誰が伝えに来ているのかは知らない。でも、例えば僕なら僕自身が予知するとなると、僕自身にそのような力があってと言うことではなく、僕自身が受信するんだ、霊界から。 下 だから、受信機が備わっている人しか受信できないんです。でも私はそれに最初は気付きませんでした。気付いたきっかけというのは……。(次回へ) 「自分に不思議な力がある」次回は霊能力の気付きからです。 《来月のお客さんも、立河宣子さん・下ヨシ子さんです》 |
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