92. 〃生まれ変わり〃のメカニズムとは?

   あの世からもう一度人間界に生まれ変わってくる場合には、
   一体どのような存在がどのようにかかわって、どのように決定されるのでしょう。


まず、どのような人間にでも守護霊という存在がいて、
人間界にいる間中、その人間をずっと見守っている。
だから、彼がどのような性格を持ち、どのような行為(実績も悪事も含めてである)をしてきたかということを
つぷさに知っているわけだ。
そして、守護霊の側からすれば、彼が悪人であろうが善人であろうが、
一方的に彼の利益のためにのみ、人間界にいた時から見守り、
いろいろと守ってきているのだから、霊界に帰ってきてからも、
当然、同じような愛情と責任をもって彼を見守っている。
その守護霊が、このまま霊界に置いておいた方が良いか、
あるいは、もう一度人間界へ戻した方が彼のために良いか、
ということをまず判断する。
そして、もう一度人間界へ戻して、
積もり積もった〃業(カルマ)〃というものの刈りとりをさせた方が良いと判断した場合、
「守護神」にお伺いをたてるのである。
「守護神」というのは、ひと口に言うと、〃直霊(ちょくれい)〃である。
つまり、上層界に住んでいる一般 に言う〃天使〃のような存在で、
宇宙の唯一の絶対主に直接仕え、
そのまわりにいるたいへん霊格の高い霊である。
各守護霊は、自分のいわば直属上官ともいうべき、
この〃直霊〃をおのおの持っていて重要課題についてはお伺いをたてるわけだ。
従って、その人間をもう一度人間界へ戻そうと思った場合にも、
直霊=守護神の許可を得たうえで実際の行動を司る。
どのようにするかといえば、手始めに彼(生まれ変れる当人)を気絶、
すなわち意識を失わせて、ひとつの待合所のような所へ寝かせておく。
その〃待合所〃というのは、彼ばかりでなく、
大勢の生まれ変わる準備をしている者たちが連れて来られており、
そこで集団的に気を失っている場所である。
これは、一見、いかにも異様な観を呈しているわけだが、
彼らがなぜ気を失わされているかというと、人間界に生まれてくるに当っては、
たいへんな苦痛を伴うために、意識があったのではその苦痛に耐え切れないからである。
つまり、大手術の前に麻薬を打つのと全くよく似ている。
ただ、ちょっと違うのは、麻薬から醒めた後では、
その前の記憶がちゃんと残っているが、生まれ変わる場合には、
気絶する前の霊界にいた時の記憶がすべてプッツリと失われてしまっているのだ。
これは非常に特徴的なことである。
だから、一般的なケースでいうと、生まれてきた赤ん坊は、あの世のことをスッパリと忘れているわけだ。
ところが、1000年に何人、2000年に何人という割合で、意識を失わないで生まれてくる者がいる。
その苦痛に耐えて生まれてくる者が、実に何人かいるのである。
それは、人間界では〃神の子〃というふうにいわれてたいへんな使命を持って人間界に誕生し、
偉大な指導者として使命を全ぅするようなカタチである。
だから、生まれ変わりのメカニズムというのは、本人は全く関知せず、
あくまでも本人の守護霊(及び守護神)がそれを司っているということだ。


※守護霊を理解するにはまず〃類魂〃をしっかりと研究して下さい。

質問一覧に戻る