54.霊界でのタブーは?

   人間界には社会秩序を保つための法律や道徳、
   作法などがあり、人間の行ないを規制したり、
   守るべきことを教えていますが、霊界にもそのようなものがありますか。
   特に霊界でやってはいけないことは何ですか。


人間界になぜ、法律や道徳があるかといえば、
そういうタガをはめないと各自が勝手な行動をして、社会秩序が保てないからである。
犯罪の歯どめに刑務所という存在があるのと大して変わらないわけだ。
その点、霊界は人間界とは達うのである。
地獄界は地獄界なりに、霊界層は霊界層なりに、
それぞれ同じ考え方、性格、極味・嗜好のものが集まって〃村(類魂)〃を形成しているわけだから、
互いの意見が衝突し合うこともないし、ことさら秩序を守るためのタガも不要なのである。
しかし、タブーのようなものはある。
それは、霊人の背後にまわってはいけないということである。
奇妙に思われるだろうがこれは〃霊界の太陽〃と関係がある。
霊人たちは、この〃霊界の太陽〃が流す〃霊流〃によって永遠の生命を保っているわけである。
これには間接的なものと直接的なものとがあるが、
「この直接霊流は各個人の胸を突き抜けて流れるため、その背後に立つと流れを乱すことになるのである」と
エマニュエル・スウェーデンポルグの著書には再三に亘って書かれている。

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