４３．霊界の家は？
霊人たちが住む家の造りはどのようになっていますか。
寝室、台所、トイレといったものもあるのでしょうか。
地獄界、霊界層、天上界という各界層によっても異なるし、
それぞれの〃村（類魂の集まり）〃によってもいろいろ違っているが、
ごく一般の人間が行く霊界層の標準的な〃村〃の場合を説明してみよう。
村長の家を中心に、まるく輪になって霊人の家は建っているのだが、
それは一見したところ〃茶室〃の造りに良く似ている。
というのも、ちょうど四畳半から六畳ほどの広さの部屋がある他は、
みごとなくらい何もなくて、ただガランとしているからである。
なぜなら、食物を必要としないから台所は不要であるし、
従って排泄作用もないのでトイレもない。
霊界に夜はないから眠らないので寝室もいらない。
そうなると、諸々の生活用具も一切不要ということで、
飾りも何もない〃茶室〃のような部屋が霊人にとって最も合理的で最も住みやすい居住空間なのである。