111.守護霊として肉親の霊が憑くのはなぜか?

    先祖霊をはじめ、肉親が守譲霊として憑くのはどうしてでしょう。
    肉親の情のようなものでつながっているからなのですか。

これもまず、類魂を理解した上で説明しなくてはなりません。
肉親に生まれてくる縁は、この類魂である場合が多いのです。
同じ魂と言っても、現象界にくればそれぞれ違う肉体に宿ります。
肉体からの立場で今度は説明しましょう。

肉親の間の情は、確かに人間界と精霊界との間では濃密につながっている。
しかし、霊界へ行ってしまった場合には、愛憎としてではなく、義務としてつながっていくわけだ。
要するに、今度は〃役目〃として、たとえばおじいさんの霊が孫を守るのである。
というのも、人間界においては祖父と孫の関係であったけれども、霊界においてはアカの他人になるわけだ。
だから、霊界から見た場合の人間界の肉親関係というのは、大したものではない。
しかし、やはり誰かが誰かを守護霊として守らなければならない仕組みになっている以上、
いちばん簡単なのは血族関係の者が憑くことである。その方が順序正しく遂行されやすい。
もっと簡単なのは、霊界のその者の村の住人が守護霊になるというケースである。
そうすれば、その守護霊がスッと自分の村へ案内してくれるのだし、いちばんいいわけだ。
事実、そういうケースもたくさんあるし、私自身もその方が考えやすいのだが、いろいろな本を読むと、
どうも肉親の霊が守護霊になるケースの方が多いようだ。

それもあなた自身(類魂)なんですが、……。

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