丹波哲郎が語る「死後の世界の実相」

〜第19回〜 丹波哲郎・O.S氏に質問 【 5 】
《2002年3月掲載》



    ※丹波哲郎とO.S氏のジョイント講演会での様子を連載しています。
     今月は職業についてのお話です。
     みなさんは今のお仕事に満足していますか?
     ほとんどの場合は何らかの不満があるのではないでしょうか?
     まず、楽しいこと、ビジネスになること、そして社会に貢献できることが、
     ベストな仕事のようです。



     ●質問1 転職せざるおえない時は、どうすればよいでしょうか?
     ●質問2 新しい仕事を決めるには、どうしたらよいでしょうか?
     ●質問3 アカシックレコードと天職とは?             


              転職が増える    O.S氏

O.S氏 これから転職が結構出て来るんですね。時代というものは、年と共に変化していくわけでしてね。今、大きく次の時代へと動いています。私の研究からいきますと、近々に30%〜40%の方が転職されるだろうと思います。
 転職されるときに一番大切なことは、今までの仕事に就いていて、スライド式に次の仕事へ移るというのは、いい仕事がみつからないんですね。
 できましたら、3ヶ月〜6ヶ月か、遊ぶという空白を空けるんですね。今やっている仕事を完全に止めて、そして、できれば6ヶ月くらいプー太郎というか、あちらこちら勉強してまわって、自分にもっとも向く仕事をみつけるということができれば、一番いいんですけれども……。
 今の仕事をやめたら、来月からすぐ務めなくてはということをやりますと、本当に良い仕事にめぐり会うことは、とっても少ないだろうと……。今の延長線上につながっていくだろうと……。
 何故、転職をしなくてはならないだろうかといいますと、今までの時代は、先程から言っておりますように、目に見えないんだけれども先祖という方がおられまして、その先祖の命令に基づいて、人はいろんな動きをしてきたわけですね。
 これから、自分で生きる時代へとはいるわけです。だから、今までみたいに誰かにぶら下がって生きると言うことは、ほとんどできなくなって、自分で自分の道へ行くという方向へと、人は移行がはじまっていくと思いますね。そうするときに少し空白を空けないと……。
 自分が今の職を去って、すぐ新しい職についたときには、同じ波動の仕事になってしまうんですね。そうするとやはり苦しくなってくると思います。



   楽しくて楽 人が喜んでくれる 利益が出る仕事がベスト  O.S氏


O.S氏  仕事を選ぶ一番重要なことは、楽しいだろうか、ということです。楽しいとは仕事と心があうことです。すると楽しくなります。
 そして、楽だろうか、ということです。楽は、自分の肉体にあった仕事であるということです。
 次に、楽しく楽であれば自分にはあっていますが、次に人にあっているかどうかです。つまり人が喜んでくれるかということです。これもまた不充分です。
 最後に、やった結果利益が出るだろうかということは、とっても大切です。この利益は人がくれるのではないです。自然がくれるんです。自然が自分に利益を与えてくれるんです。
 要は、生まれてくるときに、この世に何をするべきかとわかって生まれてくるので、その約束事とビッタリとあった仕事についたときは、楽しく、楽で、人が喜んでくれて利益が出るということです。
 転職を余儀なくされたときは、いつもこのことを頭に入れて、職をえらんだらどうかと思います。



   ●質問4.アカシックレコードについて



※アカシックレコード
 宇宙の起源から未来に至るまで、また一人一人の過去・現在・未来の情報など全て、このアカシック・レコードという、いわば図書館のようなところに保管されている。
 そして、その図書館のようなところから必要な本を取り出して、必要な部分を読み出しすことにより、様々な情報を読みとる(リーディング)ことができるというもの。あなたの、現在・過去・未来の情報も全てこのアカシックレコードに記録されていることでしょう。                  〈エドガー・ケイシー談〉



丹波 え、アカシックレコードという何か特別な名前のようなものですが、簡単なことなんですね。
 皆さんの体を車に例えましょう。運転手は魂です。どんなに車(身体)が整備されても、運転手がいなければ、車には方向性がない。
 すなわち、車(身体)の中の運転手(魂)は、人間街道を車(身体)といっしよに走り続けます。いろいろな所に行って見学・勉強します。人との縁に触れて、それをまた自分の生きることの経験上に吸収して行きます。
 すなわち、出会いや、その他を含めて、そういうような中で、あなた方が車に乗っている間に、人に対する態度が全て記録されていることです。
 それが、アカシックレコードで特別なものでもなんでもありません。極当たり前の人間活動・人間生活の記録を言うんです。これを昔は、簡単に「閻魔の鏡」「閻魔帳」といいました。言い方がユニークですね。閻魔さんという人がいるかといえば、そんな人はいない。いらっしゃるのはやさしい先輩霊が親切に指導してくれる。こういうひとです。



   ●質問5.天職について


  天職とは、おのずから本能(霊力)の指し示すままに導かれた仕事。
  私の天職は、俳優ではなく、霊界の宣伝使。
  俳優は、非常に便利な仕事に過ぎない。      《丹波哲郎




   ●質問6.仕事をしなくてもお金を稼げるのですか?
   ●質問7.お金が無くても生きる方法とは?
   ●質問8.お金がいらない時代はくるのでしょうか?


          人のために尽くせばよい 《丹波哲郎


丹波  私を例に取られると困るんですけれど……。たとえば、コマーシャルなんていうのは、非常にけしからんですね。皆さんからみれば言語道断ですね。半日くらいちょっと何かやると、勝手に払って来るんですよ。(会場笑い)
 どのくらい払ってくるというと、人によって違うんですけれど、私の場合は○千万円くらい……、(会場ピックリ)これは、けしからん。働いているうちにならん。
 如何に人のために尽くさなくちゃいけないかと、しみじみ思いますよ。以上、これは私にはわからない。

O.S氏 この世は、お金無しでは生きていけません。これからもずっとお金が大切だと思います。しかし、今までのお金の価値観とこれからのお金の価値観と少し違いましてね……。今までは「命とお金」といえば、お金の方が大切でした。お金のために、人は平気で死んでいける。こういう時代でした。



   ●質問9.「お金と命」どっちが大切?

O.S氏 これからは、やっぱり「命」が大切で、命を充分この世で満喫する為に、お金は道具として使っていくものである。これは間違いないと思います。
 地球上で、過去、お金が無かった時はありません。今、皆さんの持っているお札のようなものは消えてなくなります。しかし、物と物、物とサービス、サービスとサービスの間のやりとりの数値換算する時には、どうしても数字がいるわけです。
 そういう換算の為にお金が必要です。お金は物を動かすための動力なので、やはりお金がないと世の中は回らないのです。
 で、遊んでいても食べていけるのかというと「遊ぶ」「働く」「仕事」はみな別々です。しかし、大きく分けて、何もしないで家でゴロっと寝ていても、仕事をしているんだと言えば、間違いないかもしれません。だけど汗水たらして、一生懸命働くことが仕事という場合もあります。世間でいわれている仕事は、汗水流して自分の手足を動かし、一生懸命働き、人のためになっていくことを、仕事と思っていますが、仕事の内容が随分これから変わっていくと思います。
 本当に肉体的にしんどい仕事は、機械が代わりにやってくれます。人は楽な仕事をやっていきます。



   この世に生きていること自体が仕事  お金は無くならない  O.S氏

O.S氏 でも、この世に生きていること自体が仕事として、存在していると言えます。生きることは、イコールお金がいるということです。何かやると、お金が動くんです。今まではありがとうという御礼だけですましていたことが、これからはお金を、なにかというとやりとりする時代に向かうので、今みたいな仕事はしたがすっきりしないムラムラが残るということではなくて、いつもスッキリした状態で価値観の換算が行われていくと思います。ほとんど数字だけが動くんで、それもやっぱりお金なんですね。
 そうしますと、お金がない時代は、人間が地球上で生きている間は、起こり得ないだろうと思います。
                                         《つづく》