幸せになる7つの法則 幸せは、向こうから勝手にやってくるわけではありません。 幸せをつかむためには、自分自身が変わらなくてはならないのです。 幸せをつかむ7つの法則 法則7.「自分を幸せにするのは自分」 1.「幸せを先送りにしない」 〃いつか幸せになる〃より〃今から幸せになる〃ために 幸せとは、自分で見つけるもので、努力して苦労した末に、誰かから与えられるものではない。 どんなつらい毎日でも、そのなかから自分なりのささいな幸せを見つけようとする気持ちが大切なのだ。毎日の生活がせっぱ詰まった状況では、幸せを見つけることは難しいことかもしれない。 しかし、ほんのささいな幸せや感動を見つけて実感することが、さらに幸せになるための活力をその人に与えるのだ。幸せを実感する癖をつけると、今度は無意識に幸せの方向へ自分をつき動かす。すると思わぬところで助けられたり、力強い味方が現れたりする。それは本人が無意識にそういうチャンスに出会おうとするようになるからなんだ。 小さな幸せは、けっこう自分の足元に転がっている。幸せを先送りしない生き方というのは、このようにとても簡単で、誰にでもできる処世術なのだと気づいてほしい。 2.「ときには自分にプレゼントをする」 励ましの意味で自分にもご褒美をあげよう 自分から自分にプレゼントする人はあまりいないだろう。バカげていると思うかも知れないが、自分で自分のことを頑張ったとほめてあげたいときや、一年の締めくくりにたとえささいなものでもいいから自分にプレゼントしてみる。自分で自分のことを認め、励ます意味でも、それはとても大事なことだ。 なんとなくエネルギーがでないとしたら、それは自分のことをあまりかまいなさすぎたのかもしれない。思い当たる人は、今日から、鏡の中の自分に向かって笑顔でエールを送ってみてはいかがだろうか? 3.「どんな人生でも選んだのは自分自身」 自分が選んだ人生だと思えば前向きに生きられる この世に自分が生まれてきたことや、産んでくれた親をはじめ、自分に関わることすべては意識するしないにかかわらず、自分が選んで作ってきたものだと悟れば、どんなことがあっても「こんな人生のはずじゃなかった」と落胆していられなくなる。 自分の人生は自分で選ぶのだ。受け身的な生き方に思えるかもしれないが、自分が選んだのだからとても積極的で前向きな生き方になる。 自分でどうしようもない状況のときは「流される人生もよかろう」と、自分でその道を選んで認める。 そういう心掛けが、あなたを救うことでもあり、幸せにする道なのだといえる。 4.「いくつになってもときめく心を忘れずに」 ときめく気持ちは若く健康でいられる秘訣 いくつになっても恋する気持ちは忘れずに持っていたい。既婚者に対して不倫を奨励するのではない。言い換えれば、ときめく心をいつまでももち続けなさい、ということだ。 大脳生理学からいっても、異性に対してのときめきや、恋心は脳の大脳新皮質で培われ、そこから大脳辺緑系にホルモンを分泌するように指示が出るそうだ。それが、プロラクチンとエストロゲンという性ホルモンだ。 いくつになっても恋心をもてる人は、脳が活発に動いている証拠であり、それが若さの秘訣でもあり、心身共に健康だということなんだな。 30代、40代で恋の現役を引退してしまうのは早すぎる。あなたがめざす幸せな毎日、充実した人生という夢の中に、ぜひ「恋する心」を忘れずに入れてほしい。 なぜなら、ときめきこそ明日への一歩を踏み出させる、初歩的だが大切なエネルギーだからである。 5.「人柄や内面は、その人の顔に出る」 肩書きより顔つきを観察したほうが相手を見抜ける 顔はその人の履歴書である。 とくに気持ちの純粋度は瞳に表れる。気持ちがイキイキしてきれいな人は、瞳もきれいに澄んでいる。反対に、人を平気で裏切ったり、嘘をついたり、傷つけたりする人は、やはり意地の悪い目つきをしているし、人生をあきらめて惰性で生きている人は、瞳も死んだように濁っている。 ある人が言っていたが、人間というのは、初対面のたった30秒で相手の印象の良し悪しや、相手と気が合うかどうかを、決めてしまうのだという。 仕事でも名刺の肩書きを気にするより、相手の顔つきを観察したほうがずっと相手を見抜ける。 今、あなたが充実した毎日を送っているなら、鏡に映ったその幸せな顔を刻んで、いつまでもキープできるようにすること。今、あまり幸せといえない人も、鏡の中の暗い表情をなるべく明るい表情に変えて、少しずつ幸せから好かれる顔を作ることが大切だ。 なぜなら、幸せも魅力的な顔も、あなた自身が作るものだからである。 6.「自分で自分をプロデュースする」 いろんな立場での顔をもつと人生の選択肢が広がる ひとつの顔でしか生きられないととても窮屈だし、それが周囲との摩擦の原因にもなっていることが多いからである。 ひとつの顔とは、言い換えれば、ひとつの立場ということができる。こうした人は、考え方が偏ってくる。自分が置かれた立場の顔しかもたないから、今まで自分がいた立場でのこともすっかり忘れてしまうのだ。 一般人のなかにも、会社以外で自分のフィールドをもって、いろんな顔を使い分けながら人生を楽しんでいる人はたくさんいる。どれも中途半端では行けないが、どの立場での顔にも責任をもてる生き方なら、妻の顔、母親の顔、夫の顔、父親の顔、会社での顔しか持たない人よりも、何十倍も充実した人生を生きられることは確かだ。 別に対したことはしなくてよい。自分自身をプロデュースするつもりで、あえて今までとは違った世界に顔を出してみるだけでもいい。一番簡単なのは何か習い事をはじめることだが、三日坊主では困る。本当にやりたいことをコツコツ長く続ければ、それはあなたにとって今いる場所プラス、新しい自分を演出できる場所になる。 例えば人生で追いつめられたとき、ひとつの顔しかもたなかったら万事休すでも、いろんな顔を持ち、いろんな考えで対処できるならば、どんなどん底でも必ず未来は見えてくる。いろんな可能性を自分にもたらすことと同じなのだ。これは他人からの無責任な助言より、ずっと心強い。 6.「幸せな死への向き合い方」 幸せな生き方を知っていれば死への恐怖はやわらぐ 誰でも死ぬのは怖いし、苦しんで死にたくないと思う。 死というものは決して人生の終わりではない。輪廻転生という言葉を聞いたことがあるとは思うが、人というのはこの世に何度も生まれてきては、死ぬことを繰り返している。 死への恐怖から生きることに執着するのではなく、残りの人生をいかに生きるのが自分にとって幸せなのかを知っている人生……。少なくとも、それさえはっきりしていれば、死への恐怖はいくらかやわらぐかもしれない。 早く死んだから不幸だとか、長く生きたから幸せというのではなく、人は人生の中で与えられた課題について、それそれの生き方に合わせた時間をかけ、答を出そうとしているに過ぎないのだ。人生をしっかり生きることは、しっかり死ぬことにつながる。 自分なりの使命感や幸せへの価値観を自覚できていれば、どんな死を迎えたいかも、おのずとはっきりしてくる。その通りにはならないものの、きっと一瞬一瞬を大切に、他人に対して思いやりをもって生きられるに違いない。 その積み重ねが、必ずや安らかな死へとつながることを私は信じている。死ぬということを懐かしい故郷に帰るような喜びといとしさで迎えられよう。私達はまず、今このときを精一杯生きる敷かないのである。
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