6.科学における霊の存在研究

       現代の科学者たちも霊は存在するといっているのでしょうか。


 この答えについては、『裸のサル』のデスモンド・モリスの弟子で
『スーパーネイ チェア』などの著書で有名な生物学者の
ライアル・ワトソン博士
『人間死ぬとどうなる・生と死のはざま──』(井坂清訳・啓学出版刊)から、
死と霊魂の科学的研究として、興味深い部分を信憑性のために、書きなおさないで引用させていただこう。

『ハーグの
ザールベルグ・ファン・ゼルスト博士は、死にかけた患者の体重を測定 し、
臨床的な死の瞬間に体重が、正確に69・5グラム減ったと主張した。
イギリスでも
ダンカ・マクドゥーガル博士が同様な実験をおこない、
正確に英国法定の2・4オンス(約68・85グラム・訳注)という値を示した。

──(中略)──

 死の床ではこれまで多くの奇談めいた観察がなされており、
これらが死者の近くにただようおぼろげな雲や形のことだと知っても、
誰も驚かないであろう。
し かし、多くの報告に一貫して驚くべきことがある。
そのもや状のものは、頭の先から、たいていはらせん状の流れとなって肉体を離れ、
次いで一定の確認できる身体の形をとって体の約2フィート上方に水平に横たわった後、
消散するといわれるのが常である。
透視の専門家たちも、死の直後の肉体を離れる「らせん状のエネルギー」について語っている。
臨床的な死の後、三日間にわたってそうしたらせんを観察したという報告もある。

  ──(中略)──

レニングラードにある軍の生理学研究所では、
空間の磁場の探知に代用される と同様な装置が用いられている。
その装置は生体から4メートル離れた場所で生命の場を探知することが可能であり、
脳波と心臓の鼓動の停止した、臨床的には死んでいる人体からの放射をも記録し続ける。
あるひとつの事例においては、臨床的にはすでに死んでいる体からの放射が、
心霊術をおこなっている際の一例を除き、他の通常の生体に観察されているいずれのものよりも大きかった。
臨床的に死んだ後の肉体は、生物学的な意味ではなく活発に活動をおこなって いる。──』(傍点・丹波)
このように、科学者もむろん研究にあたり、
守護霊と大いに関係のある〃霊の存在〃の証明のための実験を行なっているのである。

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