82.違う界層の霊が自由に往来できるか?

   霊界において界層の違うものが、自由に往き来することは可能でしょうか。


 この関係は一等船客と二等、三等船客との間柄になぞらえられる。
一等船客の方から下の船室へ降りていくことは可能だが、その逆は許されない。
それと同様、天上界・天界層からは霊界層へ降りられるが、
霊界層から上の層へは、たとえ行けたとしても苦しくて、とても長くは留まれない。
どうしてこうなるかというと、霊界の太陽から放たれる〃霊流〃のためである。
特に、上世界から中世界へ、中世界から下世界へと流れている〃間接霊流〃が影響するのだ。
たとえば、下世界の者が中世界へ行ったとすると、まず、まぶし過ぎて目を覆いたくなる。
霊界の太陽の明るさも中世界と下世界とでは随分違うためである。
次いで、高山に登った者のように、自由に行動できない。
霊流の流れ具合は、中世界の方が濃密であり過ぎるのだ。
さらに、上下左右の方向感覚が全く狂ってしまうという。
遊園地にある〃ピックリ・ハウス〃に飛び込んだようなもので、これが最も苦しいのだそうだ。
従って、違う界層の者が逢うには、上の界層の者が出掛けて行く他はない。


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