41.霊界に文字はあるのか?

   霊界には文字というものがありますか。
   もしあるなら、人間界の文字と違っているのでしょうか。
   それとも同じですか。


霊界にも「文字」は存在する。
しかし、人間界のものとは、著しく異なっている。
その字の姿形や使われ方など、様々な面で両者は相違しているのだが、
なかでも顕著な違いは、霊界の文字はこの世の文字と比べて曲線が多いことがひとつ。
次いで、様々な意味を含めた象徴として数字が使われること。
さらに、数少ない文字の中に非常にたくさんの意味をこめることができることも
霊界の「文字」の特徴である。
従って、霊界では、一字で人間界の数万字にも匹敵するし、
一行で一冊分の内容を持つとさえいわれるほどなのだ。
なぜ、そんなことが可能かといえは、先に数字の中に多くの意味があるといったのと同じで、
その線の曲がり具合、書かれてある位置、前の文字と次の文字との間隔、字の大きさや傾斜、
同じ文字でもその姿形の微妙な違いなどの中に霊人たちは多くのことを伝えることができるのである。
こんなことは人間界ではとても考えられないことであるが、
霊人たちはその文字を読めば、それを書いた霊人の顔が浮かぶばかりか、
内容によってはそれがイメージとして読み手の視野の中に像として現われてきさえする。
時には、音楽のリズムのように「文字が聞こえる」場合さえもあるのだ。
そして、霊界の「文字」は、人間界のように読み書きの演習をしなくても、
誰もが自由に読め、自由に書けるのである。

以上は、あのエマニュエル・スウェーデンボルグも霊界の驚異のひとつとして、
自著の中にわざわざ一章を設けて詳述しているほどである。

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