21.死者は弔辞を聞いているか?

   告別式では、霊前で故人の遺徳をたたえる弔辞を友人代表なとが読み上げますが、
   故人に弔辞者の追慕の気持はちゃんと伝わっているのでしょうか。


 死者の霊魂は、およそ50日間この世に留まっているとよく言われが、その根拠は全くない。
十年・百年もこの世をさ迷う者もある。
 しかし、自分の葬式の有様や遺族、知人・友人などが死を悼む様子を一切がっさい見ている。
それは、死を軽蔑し、バカにしながらみている場合が多い。
 従って、告別式の様子も一部始終見ているわけだが弔辞はちゃんと聞いている。

それが心底から発した哀悼の意や追慕の気持であるか、上辺だけのものかを聞き分ける。
生者はごまかせても、死者の霊を欺くことは不可能なのである。
 また、弔辞を聞いている死者は、自分の死を自覚している者とそうでない者とは雲泥の差があり、
今後の霊界における生き様も甚だしく違ってくる。
 だから、追悼者は、「あなたは死んだんですよ」ということを深く深く念じてあげることが大切で、
良い声や良い調子のお経などは余り役にも立たないようだ。
 もっと簡単に言えば、追悼者は、死者と共に楽しく遊べばいいんです。

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