2..人間に寿命があるのはなぜか?

 人間の寿命は、日本人の場合、昔は50年、現代では70年以上といわれますが、
どうしてこのような生命年限があるのでしょう。



 人間の寿命は、日本人の場合、昔は50年といわれていたが、
現代では70年以上と平均寿命が延びてきた。
 どうしてこのような寿命があるのでしょう。
 たとえば、俗説で長生きするといわれるゾウの寿命は50〜70年、
また「亀は万年、鶴は千年」といわれているが実際は、
カメは種類によって異なるが、よく知られる海ガメで30〜40年だ。
このように、生き物の寿命は各々決まっている。
 このそれぞれの違いは、地上で果たす〃使命〃というもので決まってくるのだと思う。
 セミというのは、地中で数年、地上で3日というが、
これはあくまでも卵を産みつける作業のための〃3日〃であり、
〃寿命〃であるわけだ。  
 人間の場合には、成長するのに20年、子供の面倒を見るのに20年、
そのアフターケアでまた20年、計60〜70年といったところだろうか。
だから、各々〃寿命○年〃という決定のされ方は、子孫を残すのに最適の期間ということになる。
 それにより長短が規定されてくるわけである。
 しかし、霊にはもちろん〃寿命〃などはない。従って、霊界の側から〃寿命〃を見ると、
子孫を残す期間の間に(子孫を残す使命を持たない魂もある)、
霊的な修業を、魂の研磨を行なえ、ということなのだろう。
 つまり一人一人きっちりと寿命は決まっている。一秒の狂いもなくだ。
その寿命の間に、それぞれが自分で決めたこの世での霊的な修業を完了しなくてはならない。
 偶然など何一つない。全て必然の中で生きている。
だから、私達が毎日経験することは、霊的修業に最も大切な出来事が起きる。
 苦しく辛い出来事だからこそ、大きな霊的向上が出来る。
 つまり、あなたが選んだこの人生は、最後の一秒まで、
魂の向上のため一生懸命に生きなくてはならないのである。

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