19.数珠の意味は?

   仏教の場合、珠数というものを用いますが、本来、どのような意味があるのでしょう。
   また、宗派によって珠数は違うのでしょうか。


 数珠は古来ヒンズー教のバラモンが儀礼用に用いていたもので、
現在もヒンズー教徒の間で用いられています。その後、密教僧が用い始め一般仏教徒も用いるようになった。
 珠数は〃念珠〃とも言われており、本来は煩悩の数(除夜の鐘で叩くように108あるといわれる)や
聖句の数などを数えるために用いられていたという。
 しかし、現在では、珠の数も一定しない場合が多く、

要するに仏教徒であることのシンボル、といった意味で用いられているようである。
 また、宗派による違いは、浄土宗の数とり用と日蓮宗のものが特殊である他は、ほとんど違いがない。
 また、念珠の珠の数は、人間の百八の煩悩を表しています。従ってもとは百八個の珠をつないでいたが、
百八では長すぎるので、2〜4分の1に省略して用いられるようになった。
 日本に数珠が入ってきたのは天平8年(736年)、天竺僧の菩提仙那が来朝の際、
天皇の献納品の一つであったといいわれる。


参考 お葬式プラザ http://www.osoushiki-plaza.com

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