138.自分は霊界でどのへんの位置に付けるか?

    丹波さんご自身は、霊界ではどのへんの位置に付けるとお考えですか。


私は子供の頃から、成績は良くないけれども、受持ちの先生から親たちへ返ってくる批判としては
「たいへんこだわらなくてよろしい」というものだった。
ものごとにこだわらない」というのは、素直だということに近い。
すなわち、何事につけ、うらみに思わない、執念深くない、粘液質じゃない、
いわば〃あっさりゲンチャ〃で、霊界で喜ばれる素直さを備えていると思っている。
むろん、これは悪い方向にも向かう場合がある。
つまり、根気がない、努力しないというようなことにもつながるけれど、

大局から見ると、ものごとにこだわらないというのは、霊界向きではある。
精霊界から霊界へ向かう場合にも、地獄界には余り向かない。
少なくとも霊界層どまり、ひょっとすると、もう少し上の方へ行ける可能性もなくはない。
私自身としては、霊界層のいいところか、希望的な観測からいうと、
天界層まであるいは行けそうな気がしないでもない。
さて、自分がいざ死に直面した時に、これまでに公言しているような態度が必ずとれるとは断言できないが、
少なくとも、霊界のことを研究する前と後とでは、雲泥の差だということは言える。
すなわち、浮袋を持ち、食糧を積んで海に浮かんでいるようなものだからである。
それに、以前にも書いたように、私の霊界研究は「自分がカッコよく死ぬためにはどうするか」
「カッコよく死にたい」というので始まったわけだが、今は、その〃カッコよく〃という感じも余り意識しない。
否でも応でも、結果として〃カッコよく〃いくのではないかと思っている。
もちろん、私も人間だから、死の痛みがくれば、うめき声ぐらいは出すだろうが、
精神的な面での〃カッコよさ〃というのは失わないで済みそうだ。

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