137. 特定の宗教・宗派に属さないのはなぜか?

     丹波さんは、敢えて特定の宗教に与(くみ)せず、
     まして特定の宗教には属されないそうですが、それはなぜですか。


それは、ひと言で言えば、霊界の仕組みを知っているから、ということになるだろう。
たとえば精霊界でしばしば見られるのは、特定の宗教・宗派の教条主義者たち
(自分の属する宗教・宗派以外は頑迷に認めようとせず、他に属する者を邪教扱いする人びと)が、
かえってそれほど宗教に熱心ではなかった者や慎ましやかな信仰生活を送ってきた者より
〃素の状態〃に達するのが遅れるという事実である。
本来宗教に熱心な者たちは、いわば人間界で充分トレーニングを積んできたわけだから、
いち早く霊界のシステムを理解し、いのいちばんに精霊界から霊界へと旅立っていいはずなのだ。
それが逆の結果を招くということは、深く考えてみなければいけない問題だろう。
それに、精霊界を経て霊界へ渡った後の様子を見てみると、
人間界では全く別の宗教や宗派に属していた者も、次第に〃統一〃されてくるという事実である。
とはいっても、仏教やキリスト教や回教などがないまぜになるというのではなく、
それぞれの〃核〃部分は本来同一のものであったことが明らかになり、
了解されてくるということである。つまり、どの宗教・宗派も根っ子は同じということなのだ。
これで、私が敢えて特定の宗教に与せず、
まして特定の宗派には属さない理由がお判りいただけるだろう。

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