136.霊界の本は、どのように読めばいいか?

    丹波さんは、霊界のことを研究するにあたって、
    まず、何百冊という本を読まれたそうですが、
    入門者はとのような態度で、どのような本を読めばいいでしょう。
    お教えください。


いきなり難しい、たとえば『チベットの死者の書』のようなものから手がけると、
これから研究しようとする意欲をくじいてしまう。
どれがやさしいか、どれが難しいかということは読んでみなければ判らない。
人からこれがいいですよ、と教えられても、果たしてそれがいいかどうかも判らない。
いずれにしても、やさしい難しいというのは、本人の感じ方次第なのだから、
難しかったらそこでストップして、さらにやさしいものから、吸収できそうなものから読んで、
何冊か読み終った後で難しいものを読んでみるというやり方がいいのではないだろうか。
とにかく、まず霊界の研究は、関係書を読むところから出発しないと、とっかかりはない。
たとえば、山登りにしても、初めは全然危険のないところから歩くだろう。
ロッククライミングのように、ザイルを使わなければ登れないようなところへ挑むのは、
最後の最後なのだろうから。
だから、最初は板気よく歩みつづければ、五合目ぐらいまでは登っていけるだろう。
そし て、五合目にまで登ってしまえば、
よし、これからさらに上まで登ってやろうという決心が湧 き起こるものである。
霊界に関する知識というのも、そういうものである。


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