134.占い霊との関係は?

    易者というのは、いろいろと推理して占いを出すわけでしょうが、
    一見、霊能者とも近いようなところがあるように見えます。
    占いと霊とは共通点があるのでしょうか。


占いというのは、手相、人相、諸々の器具類を使って、
ひとつの流れを読みとるのであろう。
その者の将来を、だいたいの進展のカタチを、統計的な答え、
長い間の実証的な経験によって割り出すということだと思う。
ある種の統計学に近いもので、余り霊とは関係ない。
個人の将来というのは、予めだいたい決められているにしても、
その歩み方次第でカルマの刈りとりにもなれば、また逆にカルマが増えたりもする。
重ねていうように、その人間は30代で何をし、40代では何を、
50代では何を──というコースが霊界から見ればだいたい決っているわけだ。
だから、そのコースは、見るべき者が見ればはっきりと見える。
そこで、占いによってその人間のたどるべきコースをはじき出すというよりも、
もし占い者自身にその力があれば、器具の助けを借りつつ見ることができるわけだ。
あくまでも、器具だけで見ることは不可能だけれども、
そういう霊能的な力があった場合には、そういう既成事実に接近することはできるだろう。
従って、占いと霊とは、直接は関係ない。

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