132.遺伝と霊の関係は?

    親から子へ、子から孫へと体質・性質・能力なとが遺伝していくわけですが、
    それは亡くなった身内(親族)の霊が生まれ変わって新しい生命になるので、
    子が親に似てくるのですか。


確かに、ある人間の守護霊となるのは、その身内の先祖霊である場合が多いようである。
しかし、生まれ変わりもその通りかというと、必ずしもそうとは限らないようである。
それに、たとえ身内の霊が生まれ変わってきたとしても、
直系の父母や祖父母が孫やひ孫として直ぐに生まれ変わってくることは、
まず在り得ない。
少なくとも三代以上前の先祖霊のはずである。
だから、質問にあるように、親子が似るのは、そういう因果関係のためとは考え難い。
また、人間界で親子であった者同士でも、死後、精霊界にいるうちに、
顔つきも性質も全く似なくなってしまうというケースはよくある。
むしろ、その方が多いだろう。
以上のようなことを考え合わせると、親子や祖父母・孫が似た体質・性格・能力などを備えるのは、
霊の問題というより、純粋に肉体上・生理学上の問題および環境によるものと考える方が自然のようだ。

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