129. 酒乱や淫乱者に憑いている霊は?

     酒乱の人間には、かつて酒乱だった者の霊が、淫乱な人間には、
     同様にかつて淫乱だった者の霊が憑いているといわれますが、本当でしょうか。


100パーセントそうであるとは言い切れないが、そのような例が多いことは事実である。
一般に、地上に出現して憑依現象を起こす霊(もちろん地獄界に堕ちた悪霊や地縛霊)は、
生前、酒や色欲に溺れた者が多い。
しかも、年齢的にいうと、青年時代若くして死んだものやせいぜい中年で死んだものが多いといわれる。
彼らは、老齢者のように幽体が未だ消耗していないし、同時にその性格も充分発達しきっていない。
そこで、生前に充分為し遂げられなかった自分の欲望を同種の人間の肉体を借りて満足しようとするのである。
だから、一度取り憑いたら、一生涯離れようとしない。
そして、その人間が死ぬと、また同種の人間を換しあてて取り憑くのである。

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