113.自然霊とは?

   〃自然霊〃というものがあると聞きました。どのようを霊ですか。


心霊学上では、一般に〃霊〃という場合は〃神霊(ゴッド)〃と〃人霊(ヒユーマン・スピリット)〃とに大別される。
ところが、そのどちらかの要素を含みながら、そのどちらにも属さない霊というものもあるわけだ。
それを〃自然(ネイチュア・スピリット)〃と呼ぷのである。
従って、未だかつて生物としてこの世に出たことのない霊体ということで、

各地に残る伝説や架空の人物、動物というのは、実はこの〃自然霊〃を垣間見ての表現であることが多いようだ。
たとえば、カッパ、天狗、仙人、木の精、水の精、一寸法師、仙女、人魚、妖精、龍神……
というような名前で呼ばれる存在である。
何やら荒唐無稽と思われる向きもあるかもしれないが、
われわれ人間が地球上に出現してからの歴史というのは、ごくごく僅かなものに過ぎない。
恐龍類をはじめ、史前(人間の歴史以前)に様々な生物が棲息していたことは明らかであるし、
その霊が幽界(この世とあの世の境目)に、今日でもなお、浮遊していたとしても、全く不思議ではないわけである。
ある心霊学者によれば、〃龍神〃というのは、まさに恐龍類の霊魂が、
幽界で長い年月と共に進化したものであろう、と言っているし、
〃カッパ〃というのは、同様に両棲類が進化したものではないか、と述べている。
いずれにせよ、自然霊は無邪気な無邪気な霊のようだ。
いたずら好きで、むしろかわいいという感じのこの霊は、霊能者にも見えない場合がほとんどで、
赤ん坊のような本当に無邪気な人間のまわりに集まりやすい。

質問一覧に戻る