112.念波とは?

    いわゆる〃テレパシー〃を伝える「念波」は、科学的にはどのようなものなのですか。


現在の科学で判っているのは「念波は単一光線ではなく、多くの輻射(ふくしゃ)線からできており、
電磁波をも含むエネルギーであるりとされている。
以前は、一種の電磁波であると考えられてきたが、旧ソ連の科学者による次のような実験によって、
電磁波だけではないということが明らかになったわけである。
その実験というのは、厚さ約10センチの鉛の箱の中に人間を入れ、
その内部にいる人間と外部の人間との間で念波を送り合った。
つまり、
テレパシーの実験を行なったのである。
すると、全く普通の状態(鉛の箱を使わない状態)と、ほぼ同じように通信ができたという。
従って、もし念波が電磁波だけだとしたら、鉛は電磁波を通さない性質だから、
テレパシーも不可能という理屈になるわけだ。
さらに一歩解明されたとは言うものの、逆に言えば、現代の科学の力とは、
念波ひとつを例にとってもこの程度のものでしかない、とも言えるわけだし、
霊の世界の神秘は、ずっとずっと奥深いものであるということである。
〃科学する〃態度は大切であるし、決して失ってはならないと私自身も考えているが、
とかく
〃科学万能主義〃に陥って、霊界の存在を頭から認めたがらない人びとがいるのは残念であるし、
誤った態度であると思わざるを得ない。

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