10.〃幽体離脱〃とは?

  死の直後、「幽体離脱」というのが行をわれるのだそうですが、
  それは具体的にどのような状態になるのですか。


横臥の姿勢で倒れている死者の肉体から、やがて
〃幽体〃が離れ、空中浮揚が起こる。
倒れている本人とは別に、もうひとりの本人(幽体)がフワフワと風船玉のように浮き上がり、
高さ10メートルぐらいの宙空に、水平(横臥)の姿勢で浮揚するのである。
次いで、水平の姿勢から垂直の姿勢に方向転換し、音もなく地面に立つ。
両体(肉体と幽体)の間には、ゴム紐のようなものが付いている。
肉体の両眼の中央部と幽体の後頭部との間が、白い紐状のようなもので結ばれているのだ。
やがて、幽体は一、二歩歩きはじめるが、うまくバランスがとれず、
あっちへヨロヨロ、こっちへヨロヨロと不安定な状態で、
歩きはじめの赤ん坊と同じでまだ幽体を意のままに操れない。
しばらくすると、やっと一人前の足どりになり、幽体として自由に行動できるようになる。

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